【北埼玉ぶらり旅編 その1】
4月1日(日)、晴れ
昨日の嵐から一夜明けると、嘘のような快晴で、どこか行きたいよ病がウズウズしてきました
と言う事で、今回は埼玉県熊谷市にやって来ましたよ~
この地域はあまり観光地としては、メジャーではありませんが、見処あるんですよ

そもそも、今回のタイトルからしても、怪しいですね

さて、熊谷に1時間半ほどかけて着いたばかりですが、あたふたとバスに乗り換え

20分かけて「妻沼聖天山歓喜院(めぬましょうでんざんかんぎいん)」にたどり着きました

「妻沼聖天山」は、日本三大聖天の1つとされています

ここも歴史は古く、源平合戦で有名な斎藤実盛が1179年に建立したものです

『おお~っ

こんなに大きく「埼玉日光」なんて、書いていますが、果たして大丈夫なんでしょうか

早速謎を突き止めに行きましょう

まず、現れたのは総門である「貴惣門」

この門の最大の特徴は、妻側から見た破風の形です

向かって右側が入口側、左側が本殿側なんですが、左右対象の山型になっているのが、お分かりでしょう

この様式は現在日本に3棟しかなく、その中でも最大規模とのことですよ

『う~ん、やるな

ここの境内は真っ直ぐ長く、歩いているとスゴく気持ちがいいです

そうこうするうち、斎藤実盛公の像が見えてきました

斎藤実盛公は、以前に命を助けた木曽義仲と戦った際に敗走する平氏軍の中で

ただ一騎踏みとどまりましたが、あえなく討ち死にしてしまいました

享年73才、年寄りである事を悟られまいと髪を染め、最後まで名を名乗らなかったそうです

その天晴れな武者が命の恩人だと気付いた木曽義仲は泣き崩れたとの事です

これぞ、男の生き様ですね

この話は「平家物語」・歌舞伎「実盛物語」・謡曲「実盛」など、数多く語り継がれています

また、こういう看板を見ると、風情も増しますね


しかし左を見ると、もっと気になる「聖天寿司」を発見

まだ11時過ぎだと言うのに、見つけた瞬間からお腹がグーグー鳴り出して

名物の「めぬまのいなり寿司」(430円)を買っちゃいました

このいなり寿司は、油揚げを煮込むタレがコクがあり、細長く大きな形が相まって~

『美味~い

わざわざ遠くから、いなり寿司を買いにくる人がいるというのも頷ける味でしたよ~

そして、7年の改修工事を終え、250年前の煌びやかな姿に戻った「聖天堂(本殿)」が現れました

見事な姿でしょ



そして、更にテンションを上げる出来事が

『寅さんだっ

この人は・・・

誰だっけ

いつもはメモ書くんですが、書き忘れてしまって思い出せませんが

「寅さんの~」とかいう団体の人で、今回撮影で訪れていたそうです

しかし、ここのスゴいのは「奥殿」(700円)

この豪華絢爛さを見ると、日光の名を語りたくなるのも頷けます

見れば見るほど立派でしょ

ここで一番なのは、この「鷲と猿

一見すると、鷲が猿を襲っているようにも見えますが、実は鷲は猿を助けているのです

慢心で調子に乗った猿(人間)を鷲(聖天様)が救ってくれる事を描いているそうです

そして、日光東照宮の眠り猫で有名な左甚五郎が彫った猫

日光東照宮と聖天山本殿とは、建立された年代が違うので、本当に彼の作品なのかは微妙らしいのですが

ここの猫は眠らずに、あげは蝶と戯れている姿が可愛かったです

こんなに見事な姿なら~

先ほどの怪しい発言は取り下げなくっちゃいけないですね

「平和の塔」も春を感じさせてくれました

ここは、縁結びの神様としても有名で、縁結びキャラクターの「えんむちゃん」もいましたよ~

(ぬいぐるみですが~

最後に外から見たのは「坂田医院旧診療所」

映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」のロケに使われたらしいですよ

「北埼玉ぶらり旅」編、まだまだ続きますよ
