あおば理科です。
続きまして、先月9月の小4コースの実験について紹介します。
テーマは、「食べ物②」でした。
食べ物①は3年生の後半にあります。味について実験する食育の要素もある実験です。
食べ物②は食べ物を使った楽しい実験がそろっています。
まずはじめは、食べ物を食べるのはその中に入っている栄養素が大切ということで
3大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)とビタミン、ミネラルについての紹介から始めます。
(写真はありません。)
次は実験です。
まず、小麦粉でお団子を作ります。
次にこのお団子を水の中でもみ洗いします。
そうすると、徐々に水は白く濁って、お団子は小さくなっていきます。
最後は、一回り小さくなった黄色いねばねばした塊が残ります。
これは何でしょう?
これは、小麦粉の中に含まれているグルテンたんぱく質です。
パンなどをモチモチした触感にする成分です。
そして、水の底に残った白い粉は何か?
これは、うがい薬(ヨウ素液)を薄めたものを入れるとわかります。
青紫色になりましたね。そうです。これは、デンプンです。
小麦粉には、炭水化物のデンプンとタンパク質が入っていることがわかりました。
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次は、デンプンを使った実験です。
小麦粉からとれるデンプンだけでは足りないため、別途片栗粉を用意しました。
水を徐々に加えてゆきちょうど良い割合になると不思議な状態になります。
握ったりたたいたりすると固まりになり、力を緩めるとどろどろの液体に戻ります。
これは有名なダイラタンシーと呼ばれる現象です。
スライムでも見ることができる現象ですが、デンプンを使った方が
その急激な変化を見ることができます。
先生の掃除が大変な実験です。(T_T)
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そして、最後は、お楽しみ実験べっこうあめ作りです。
焦がして失敗しないように、火からおろすタイミングが重要な実験です。
この3つのべっこうあめの場合、左右の2つはちょうど良い出来ですが、真ん中のものはちょっと苦いかもしれません。
このあと、温度による砂糖の様子の変化についてまとめて今回の実験は終了でした。
昔はよく食べたべっこうあめですが、最近の子供たちは初めて食べる子も結構います。
どのクラスでも、1人2個ずつ持って帰ってもらえて子供たち大喜びの実験でした。
以上、小4コース「食べ物②」の紹介でした