あおば理科です。
引き続き、授業テーマの紹介です。
小3コースの2月は「とける①」と題して、溶解の実験です。
まずは、砂糖が溶ける様子を見てみます。
もやもやとした「シュリーレン」が観察されます。
次は溶けているのか、それとも溶けていないのかの違いを調べる実験です。
左には何も見えないのに、右では光の通り道が見えます。
実は、右の集気びんには、片栗粉を混ぜてあります。
片栗粉は水に溶けません。片栗粉の粒子に光が当たり乱反射するため光の通り道が見えます。
これをチンダル現象といいます。
次は、これからの実験に関係する問題提起です。
手前に、2つの無色透明な水溶液を用意してあります。
片方は食塩を入れると溶けますが、もう一つは全く溶けません。
いったいどういうことでしょうか?みんなに考えてもらいます。
「水じゃなくて、油では?」「アルコールでは?」などいろいろな意見がでました。
この答えを知るために次の実験です。
上皿天びんの使い方の学習の後、食塩のはかりとりをします。
4gずつ薬包紙にひたすらはかります。子供たちは、最初は手間取りますが、すぐに慣れていきます。
一人10包ずつ用意してもらいました。
できたらこれを一つずつ精製水100mLに溶かしてゆきます。
今度はひたすら溶かします。
どの生徒も9包あたりで溶けなくなります。
これを飽和しているという説明の後、先ほど提起された問題の答えの発表です。
食塩が溶けなかった水溶液は飽和食塩水だったわけです。(ナルホド!)
最後は、塩化アンモニウムの結晶の観察です。
試験管の中に、溶液を冷ますと、きれいな雪のような結晶が降り積もります。
やり方を説明して持ち帰ってもらいました。
以上、小3コース「溶ける」の実験でした。
溶ける実験は、4年生でも続きの実験があります。
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