先週半ば、糸魚川からの帰りに初めて軽井沢に立ち寄りました。ここ6年ほどは年に何度も北陸新幹線(昔で言う長野新幹線)で軽井沢を通っているのですが、時間の都合で途中下車することはなく、車窓から漫然と高原地帯や山並みの美しさに見とれているだけでした。今回は少し早めに糸魚川を経ったので、長野駅で「はくたか」から各駅の「あさま」に乗り換え、軽井沢に15時ころに到着、駅前で借りた自転車で美しい町や森林を日没前まで周遊することができました。
閑寂な別荘地、お洒落な観光地としての発展が自然の美観と見事に調和、共存している町という印象を受けました。一時期、町の俗化を心配する声がありましたが、この程度の品の良い賑やかさは観光客にとっては不快なものではなく、むしろ旅の楽しみが増えて嬉しいものです。


在来線用の旧駅舎と新幹線用の新駅舎。昔のデザインは洗練されていて味があります。⏬


「珈琲館 旦念亭」


旧軽井沢銀座の奥にある旅館つるやの周辺。

旧軽井沢の別荘地の森林⏬

田中角栄氏の別荘だった建物と庭。⏬
家屋は沢山の木の葉に隠れていてうまく撮れませんでした。

室生犀星記念館。⏬
旧居が手厚く保存されています。
夕方で開館時間を過ぎていたので、板屏越しに写真を撮りました。



大賀ホールと矢ヶ崎公園。
池の風景が美しいところです。


3時間後に自転車を返却、日没の少し前にコインロッカーの荷物を出して上りの新幹線に乗車。旅の佳き締めくくりになりました。