〈タワーレコード紹介文より〉
1957年にリリースされたスタンダード曲集で、CBSのラジオ・ショウのためにビングのレギュラー・ピアニストであるバディ・コールのトリオとレコーディングした音源を集めたもの。シンプルなバックを従えて、歌うことを楽しんでいる様子が伝わってくる佳作だ。ボーナス・トラック2曲収録。

パーソネル:ビング・クロスビー(vo)、バディ・コール(p)、ヴィンス・テリー(g)、ドン・ウィタカー(b)、ニック・ファトゥール(ds)
★1955~1956年録音

タワーレコード

上記紹介文のとおり、ビング・クロスビー円熟期の佳作と言ってよく、全編が室内楽的な優雅なムードで統一されたアルバムです。若き日のシナトラも憧れた米国の大歌手・エンターテイナーであり、白人ジャズ・ヴォーカルの元祖とされるクロスビーは、朗々たる美声と抜群のリズム感の持ち主で、肩を怒らせることなく自然体のまま、バディ・コールのピアノ・トリオの妙技に見事に溶け込んでいます。名作を多く含む選曲で、ジャズ&ポピュラー・ヴォーカルのファンなら持っていて損はないアルバムだと思います。