競馬ファンなら血の騒ぐ、いや音楽ファンにとっても気分の浮き立つ楽しい曲、ヨゼフ・シュトラウスの「Jockey-Polka」。

上は1963年に来日したウィリー・ボスコフスキーがNHK交響楽団を指揮したライヴ。本来は生真面目な日本の楽団を巧みに煽り、スリリングで活きのいいウィーン風の演奏に仕上げています(当時のN響の弦の音も湿り気があって美しいです)。

⬆️クレメンス・クラウス指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるスタジオ録音(1951年)。この動画ではLPよりも高域が金属的に聞こえますが、往時のウィーン・フィルの黄金色の輝き、優雅なセンスは何とか感じ取れると思います。定評あるクラウスのシュトラウス作品のうち、個人的には特にポルカでの軽妙さを好んでいます。