今春以降は、まず祖母の葬儀と満中陰法要があり、3月からの夕刊エッセイの執筆、新事業のための物件契約とリフォームの打合わせ、ホームページのリニューアル等々、通常業務以外の用事が立て続いている状況。

なかなか他のことをする暇がないが、悲しい別れがあった後は新しい仕事に打ち込んでいる方が気が紛れるし、前を向いて生活することが一番故人への供養になるようにも思う。

真夏になってからも読書、書道、あとジョギング(またはウォーキング)は努めて続けるようにしているが、読書は時間を空費しないよう、極力自己修養につながる本だけを手に取るようにしたい。

最近読んだ本↓

鬼平犯科帳1(池波正太郎)
真山民(シンサンミン)全集
先哲講座(安岡正篤)

なんとか8月中に読もうと思っている本(再読もあり)。↓
黄金の日日 (城山三郎)
音楽美入門 (山根銀二)
白隠禅師・健康法と逸話(直木公彦)

「黄金の日日」は、友人とのメールのやり取りで1978年のテレビドラマの事が話題に上り、脚本と同時進行で書かれたというこの小説本に興味が湧いた。

「音楽美入門」は私の信頼する評論家、山根銀二氏による音楽史的な性格の本。内容的にも透徹した知性を感じるけれども、骨のある語調とか文体も私の肌に合っているのかも知れない。あの中性的な吉田秀和の評論(エッセイ?)よりもずっと読後感が良い。過日、印字の綺麗な1990年代の復刊本が手に入ったので再読することにした。

中村天風の心身統一の奥義に関連して、丹田呼吸法を説いた白隠禅師のことを知りたくなり、書店でこの「健康法と逸話」を入手。白隠の伝記としても著名な本らしい。