準選抜選手及びご両親へ | 藤枝NEW青葉庭球倶楽部

準選抜選手及びご両親へ

コース変更、休会、退会などは、毎月14日、今日までに青葉まで

 

 

お知らせください。

 

 

さて、昨日で、今年初のジュニア大会が終わりました。

 

 

まだ今日残っている選手もいますが、ほぼほぼ終了しました。

 

 

自分が去年の4月に、準選抜を作った理由は

 

 

「数年後には、青葉の選抜選手として頑張りたい!という気持ちがある選手」

 

 

それが理由なので、長期的に青葉でテニスを頑張ってくれる事が

 

 

最低条件です。

 

 

準選抜立ち上げ当初から常々言っていましたが、現時点でテニスが

 

 

上手い下手は関係なく、負け続けても、長期的に長い目で見て、

 

 

テニスを続けてくれるのが最低限の条件です。

 

 

正直、最初の頃は

 

 

「1回戦を勝つのには、1年以上は掛かるだろう」

 

 

そういうレベルでした。と言うのは、去年の3月に、6年ぶりに大会を

 

 

観戦しに行きました。12歳以下男女シングルスCトーナメントです。この時

 

 

「一番下のレベルでも、以前よりかなりレベルが高くなっている。

 

 

これで最低レベル!?勝ち上がるのは相当大変な時代になった」

 

 

そう感じたからです。だから、4月から、準選抜を立ち上げ、長期的な

 

 

目で見て指導していく事を決めました。

 

 

でも、去年の後半から、自分の予想を覆し、1回戦を勝てる選手達

 

 

が複数人現れました。

 

 

強豪クラブのコーチの話では

 

 

「週3回以下のスクールの選手は、大会に出場しても勝てないから

 

 

出場はさせない」

 

 

そういうクラブもある中、青葉の準選抜選手達は、週3回のスクールでも

 

 

結果を出し始めています。

 

 

そして自分が見ていて、現在感じる事は

 

 

「このレベルまで来ましたか。これなら組み合わせ次第では1回戦は勝てそう」

 

 

こういう風に自分が見ていて変化しました。それだけ皆、

 

 

成長しているという事です。

 

 

過去の準選抜選手の例を書きます。

 

 

現在、大学1年生男子は、1回戦を勝つまで、2年近く掛かりました。

 

 

小学2年生からテニスを始めましたが、小学生の時は、一度も1勝も

 

 

出来ず、育成マッチも一度も勝てませんでした。でも、腐る事無く

 

 

その後頑張り、高校2年生の時には、インターハイ中部予選シングルス

 

 

ベスト16、ダブルスベスト8に残り、県大会にも出場しました。

 

 

何を言いたいかというと、中学2年生くらいまでの成績は全くとは

 

 

言いませんが、あてにはなりません。

 

 

そして自分も、中学2年生までは、勝ち負けに全くではありませんが、

 

 

それ程重視していません。

 

 

何故なら、自分がジュニア時代からテニスの大会に出場し、

 

 

「あんなに下手な選手が、全国上位にまでなる」

 

 

それを高校生で目の当たりにして、現実、中学生までは、自分の相手

 

 

にもならなかった選手達が、高校生になり、自分を倒す存在になり、

 

 

その後も成長し、プロでは全日本選手権優勝などをする選手が

 

 

沢山いたからです。

 

 

だから、中学2年生までは、沢山負けて悔しい思いをして下さい。

 

 

大泣きしても良いです。大泣きするという事は、それだけテニスが

 

 

好きだから。自分なら、興味の無い事に関して、勝とうが負けようが

 

 

何も感情が無いので、負けて大泣きする事はありません。

 

 

泣けるという事は、純粋にテニスが好きだから。

 

 

一時的には落ち込んだり、弱音を吐いたりすることもあります。

 

 

でも、根底に「テニスが好き」これがあるなら頑張れる。だから皆、

 

 

今はまだ勝てないかもしれません。勝ったとしても、成績が常に

 

 

安定した成績が出せる訳は無いはずです。でも一つだけ、テニス

 

 

が好きで、沢山負けようが、頑張って強くなろう!

 

 

その気持ちは切らさずに、長期的に長い目で自分自身を見守って

 

 

あげて欲しいです。

 

 

世界1位のジョコビッチ選手は、初大会で、1回戦9-8で勝ち

 

 

大喜びをし、2回戦0-8で負けて大泣きをしたという記事を読みました。

 

 

そして、大泣きして、腐るのではなく

 

 

「上には上の選手がいる!もっともっと頑張ろう!」

 

 

そう思い、好きなテニスに更に夢中になったそうです。

 

 

テニスが好きだから、そして0-8という完敗のスコアーでも、

 

 

ジョコビッチ選手は長期的に自分自身を見て、自分自身で頑張り

 

 

世界1位になりました。皆、ジュニア時代は、悔しい経験を

 

 

沢山しています。しているからこそ、強くなったのです。これも根底に

 

 

「テニスが好き」これがあるから頑張れるんです。

 

 

スペインの有名なコーチはこう言っています。

 

 

「14歳以下までは、テニスの試合結果にとらわれず、心底、試合

 

 

を楽しむ事。15歳になれば、嫌でも他人との競争を強いられる。

 

 

それまでは、好きなテニスを存分に楽しむこと」

 

 

これを、子供にテニスをさせているご両親に話をしているテレビ

 

 

を観ました。

 

 

目先の結果にとらわれず、選手もご両親の方々も、長期的に

 

 

見てあげてください。

 

 

スペインのコーチが言うように、14歳以下(中学2年生くらい)までは、

 

 

好きなテニスを存分に楽しんで、試合結果に一喜一憂しないで下さい。

 

 

嫌でも、中学3年生になれば、高校受験など、他人と比較されるときが来ます。

 

 

考え方も、大人の考えに変わるのがこの頃でしょう。その時が来たら、

 

 

好きなテニスなら、自分自身で考えて、更に上手くなるには

 

 

どうしたら良いか?自主的にキツイ練習やトレーニングも出来る様

 

 

になる選手はなります。

 

 

身体つきもガラリと変わるのが、中学2,3年ごろ。今までは身長が

 

 

低かったり、パワーが無かった為、弱点だったサービスが長所になる

 

 

選手達が出始めるのも、中学3年生くらいからです。

 

 

なので、少なくても高校生まではテニスを辞めないで下さい。

 

 

何故ならば、テニスを通じて成長出来る事が沢山あるからです。

 

 

テニスは、試合中、誰のアドバイスも受けられません。自分一人で

 

 

考え行動に移し実行していきます。個人の考える能力が養われます。

 

 

試合中は、セルフジャッジで、相手に有利になるようにジャッチします。

 

 

普通なら、自分に有利にしたい所ですが、クソ正直な性格で素直な

 

 

人間に成長出来ます。

 

 

テニスは一人では試合が出来ません。相手が居る事で、人に感謝の

 

 

気持ちを持てる人間に成長出来ます。まだまだたくさんありますが、

 

 

ここでは書ききれません。

 

 

もし高校生になっても、芽が出なければ、一区切り付ける選手は

 

 

つけてもそれは人間色々いるので構いませんが、中学生やましては

 

 

小学生で見切りをつける事は絶対にしないで下さい。

 

 

準選抜選手達は、発足当初の自分の見立て以上に伸びています。

 

 

ただ、テニスは相手がいるスポーツなので、必ず勝てる事はあり

 

 

得ませんが、上手になっているのは、コーチの自分がはっきりと

 

 

今、言いました。

 

 

好きなテニスを長く青葉で続け、準選抜から選抜に上がるんだ!

 

 

そして、今は負けても今後必ず追い抜くんだ!

 

 

そして、人間としてテニスを通じて成長するんだ!

 

 

その気持ちを持って今後も取り組んで下さい。

 

 

自分が皆にお願いしたいのは以上の事です。