カレンダーが一緒 | 渋谷大田後見事務所

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こんばんは。
司法書士・行政書士・精神保健の上條です。

東日本大震災から五年が経過しました。
この未曾有の大震災で犠牲に遭われた皆様に対して、
ご冥福を心からお祈り申し上げます。
今日は、朝から各報道機関が、
五年前の話、そして、今年は、
あの時と同じ金曜日、
つまり、カレンダーが一緒なんですよね。
今年は、閏年のため、
1月2月とは異なりますが、
いずれにせよ、今月は一緒です。
当然のように、
あの日あの時、何していたか?なんて話がでていると思います。
また、この日の午前中、何していたか?
そんなことも話題になるのでしょうか。
私自身、午前中は営業を受けていたらしいのですが、
大震災の影響でスッカリ記憶になく、
数ヶ月後、営業していた方から言われて、
思い出した記憶があります。
また、午後一でやった仕事が、
過払金訴訟中の某サラ金と和解が成立したことを覚えています。
実は、この数日前、東日本大震災の前震と思われる地震があり、
その会社と和解交渉中に揺れて、
相手の担当者と「地震ですね」と話した記憶があり、
その数日後に、大震災となりました。
当然、その時点では、
こんなことになるとは思っていませんでしたが・・・
そして、肝心の地震があった時は、
確定申告の書類を作成していました。
あと少しだったのですが、
結局、その日は断念し、
しかも、事務所に泊まりました。
夜、コンビニには食料がなかったですし。
いずれにせよ、私に限らず、
皆様、各々の記憶があり、
そして、風化させてはいけないと思います。

東日本大震災の後に、
私個人のことを書くのも、
悩ましいですが、
実は、昨年12月ともカレンダーというか、
よくよく見ると、曜日が一緒でした。
そして、昨年12月は、
東京司法書士会の新人研修を担当したこともあり、
今の人生で、一番大変かつ忙しく、
その上、忘れられない出来事ばかりでした。
その中でも、特にに12月10日11日14日29日30日31日は、
とんでもない日でした。
中でも、大晦日を除くと、
14日と29日は、決して忘れることはないです。
で、わざわざこの2日をあげたことは理由があり、
今日は、その2日間が合わさった予定が入っており、
正直、戦々恐々としてました。
とすると、案の定というべきか、
昨年12月14日までいかないにしても、
まさしく、事件が起こってしまいました・・・
あの日に比べれば、
軽い方ですし、
事件前後は、予定は入ってましたし。
反対に、12月14日は、予定外のことだらけで・・・
今日の「事件後」は、
その時と同じところ所から同じ所にタクシー移動。
正直、前回の時は、
タクシーの進んだコースも覚えていなかったのに対し、
今日は、まだ冷静な方であり、
コースも覚えています。
そして、今日は、当時を思い出すと共に、
この3ヶ月を振り返り、
その前には、
今の現状が全く想像できず、
たった3ヶ月で、
ここまで人生が替わるかと思うと、
良い意味でも悪い意味でも、
「人生、何が起こるかわからない」、
今は、そんな心境です。

最後に、今夜の話。
これは12月14日29日の夜とは無関係です。
先日、私の知人が亡くなりました。
まだ40代の若さでした。
今夜はそのお通夜でした。
親族や成年後見業務で、
お葬式には、参列させていただいたことはありますが、
失礼ながら高齢者の方ばかりでした。
今回、人生で初めて、
自分の年齢の近い方が亡くなり、
こうしてお通夜に参列させていただきました。
正直、今までにはない感覚に陥り、
自分の中でも、
今、率直に適切な言葉が見つからず、
上手い表現ができない心境です。
ご冥福をお祈り申し上げます。

上條