暫くランクインさせて頂きました。
いつもありがとうございます。
本日は映画『プラットフォーム』のネタバレが御座います。
お料理の写真を挟みますので、ご対処願います。
この日はかつ丼です。
息子と二人共好きな、大根おろしに雑魚。
土生姜を乗せてお醤油を掛けます。
息子はポン酢です。
お揚げとほうれん草の煮浸し。
かつ丼。
キャベツを切らしておりましたので、水菜を敷きました。
お味噌汁はお揚げと大根のしっぽと大根の葉と茄子です。
映画『プラットフォーム』。
映画感想と申しますか、求められましたものは恐らく私がどう対処するかというお話ですので、専門的な脱出法は置き、軽く個人で何の救けもない状態ならというお話を致しますね。
ホラー、グロに入ります。
設定がよく出来ており、開幕5分で惹き込まれますよく作られた映画です。
謎が多い画面から、段々と解き明かされたり意味が判明したりしていく気持ち良さが御座いますが、同時にブラックな事実や未来が見えて参りますので、気付いたときには主人公に感情移入しております。
『Saw』シリーズの脚本、ワンとリー・ワネルさんを思い浮かべるような酷く卑劣で人間が確実に不愉快になるようなところを衝いて参りますストーリー。
監督はガルダー・ガステル=ウルティア。
暗く、シアンが強めの画面が食べ物や血液を美しく見せます。
英語に慣れていらっしゃる方はスペイン語がまた不気味さを増し、映画に彩を添えております。
キャラクター付けも巧く、各々の個性、役者さんの面白みを感じ、人数を出さないこともまた観客を狭められた部屋へ閉じ込め、不安感を煽ります。
冒頭に登場しますトリマガシ。
ソリオン・エギレオルさんが演じておりますが、彼が上手い。
小出しにされる情報を、キャラクターの個性や深層心理もほんの少しずつ表現に出して参りますので、穴の中の生活と共に画面が恐ろしい深みに落ちていくのを感じますよ。
と、色々と褒めましたところで。
確かに主人公へ感情移入をしておりますが、私には納得値の低い設定が少し世界へ入り難くしており、この理不尽な今から抜け出してしまいそうです。
一か月を飢えて過ごさねばならないことになりましたとき。
実は私自身は三か月を殆ど水のみで過ごしたことが御座いまして。
寝るだけの毎日でしたが、やはり最後は餓死寸前で入院となりました。
幻覚で、実際にすぐそこに掴めるケーキのお城などを見ました。
が、一か月なら水のみでそこまで大変ではないと知っているのですねえ。
いえ、個人差が御座いますので、勿論登場人物たちは大変な思いをしたのでしょうけれども、布があれば布が食えますし、そして食卓が上がっていくことを知っているならば、下層の人間はまず人を殺めるよりテーブルに乗るでしょうなあという思いがあり。
上の階へ登るにもシーツがあるならばロープは作れますね。
映画の中ではよく言われます民度というものも響いて参りますが、何度も下層へ行った人間が居るならば、どこかのタイミングで何人もと連携し説得をしていく展開になるでしょう。
殺人を愉しむ人間ばかりが居るならば、この穴に限らず殺し合いになりますが、地上へ帰りたいと望む人間の多い場所であれば、殺人より力を合わせて状況を打開する方を選ぶのではと思います。
トリマガシたちのように死刑などの重罪を軽くするという報酬が待っているのであれば、下層で
殺人を犯す方向へいってしまうのは分かります。
だとすれば、この穴の監視者は殺し合いを見て楽しむ人間だということになりますね。
そういった人間の方に比重を置いて集めたという点で。
善人率何割で救いのある結果へ繋げられるのか。
そいうった実験だということになります。
ならば、子供やプディングの意味はないように思います。
私は割合早い段階でテーブルに乗ると思いますよ。
私自身がここへ入ったとして助かる道はありそうですが、ミハルのような殺人鬼が居て、武器もガラス程度しかない状況ではかなり厳しいと思います。
無論速攻トリマガシに縛られそうですし、布は一晩あれば噛み切れそうですが、それが出来ないとなると足を一本は失うでしょう。
足を失うということは体を縛っている布が緩むということですから、反撃は出来そうです。
喰われたならば、私自身の中で言い訳も立ちますので、やってしまいますでしょうなあ。
私は生きた鶏を捌けませんが、極限状態であれば殺されるより生きたいと行動する方だと思います。
ただ、既に餓死近くなっておりますとよく出来ているもので、動く気力がなくなります。
一番楽な死に方。
それは餓死だと思います。
また、議論したいことがあればお声掛け下さい、この映画をご紹介下さったあなた。