ゴリラの頭部 |  青行燈

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  本業絵描き。副業でモデルと役者をしております。
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  21歳大学生の息子と二人暮し。
  必要なものは自分で作ってしまう方。
  日本酒、食器、手拭い、妖怪、恐竜、昆虫、お花好き。
  

昨日の続きです。

 

下から見上げますとブロントサウルスが大迫力です。

セメントで出来ているように見えますが、真坂そんなにも重いものが耐震工事後もこんなに危ない場所へ乗っている訳が御座いません。

 

後に出て参ります帰りの通路でその正体がわかりました。

粘土で原型を作った後、FRPで成型と御座います。

FRPとは、Fiber Reinforced Plastics(繊維強化プラスチック)の略で、強化繊維(ガラス繊維・カーボン繊維など)と樹脂(不飽和ポリエステル樹脂・ビニルエステル樹脂・エポキシ樹脂など)を組み合わせたものです。

身近なものではバスルームによく使用されている、軽くて強度に優れた複合素材です。

 

しかし瞳にはガラス素材が使われているようで、白目の部分もしっかり作られておりますので、生きているようです。

 

少し怖いですよね。

 

あら。

ゴリラ?の頭部に何か。

板状のものを被っている?と話しながら近づきますと。

 

中身が剥き出しの状態です。

もしやスマートフォンか何かを上から落として、どなたかが壊してしまったのかと話しておりましたが、通路にいらっしゃる係の方に聴いてみましたら、53年間の年月を感じ取れるよう敢えて壊れた状態で見えるように展示してあるとのこと。

他の生物も実は中に機材が仕込まれ、稼働していたとのこと。

テーマパークの人形たちが動くことは、その当時流行でしたよねえ。

 

 

さっちゃんが、あれ可愛いと申しますので見上げますと。

展示物のお猿の影が可愛らしいことになっておりました。

 

そんな発見も語り合いつつ、登って参ります。

 

続きます。