東京2019、始まる | FC東京・応援者のブログ

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さて暫く空いたけど、本懐の東京について。

 

 

◎昨2018シーズン
閉塞感に包まれた、昨シーズン終盤。
 
チームが限界を迎えていたのは明らかで、かと言って、やるヒトも同じなら監督もやり方は変えないので、毎節同じ展開の試合が続く。素早いパス回しを意識するなど、状況の打開へ向けた努力は感じさせてくれてはいたんだけどね。
 
後半開始早々に足が止まる。押し上げが効かないまま、「ディエゴ、いってこい。」とアバウトなロングパスが蹴り込まれる。もしくは「ホントにそれ、今のチームに合ってます?」と、これまた可能性の低いクロスが放り込まれる。
 
永井が何かでコメントしていたな。「好調の前半戦は、押し上げられた状態から何度もショートカウンターを仕掛けられていた。」と。
 
答え、出てるじゃないの。前半戦に活躍した、組み立てられるサイドバック達を使えばいいのに。監督に使いたいと思わせられなかった当人達に課題があるんだけどさ。
 
 
そして後半開始早々に足が止まった要因(W杯中断前はそこまで極端ではなかった)は、省エネに走る選手が出始めたからだったという。
 
「なんだよ、それ。」って話だし、一方で消耗激しいサイドハーフのバックアッパーがソータンだけと層の薄さも浮き彫りに。J3まで持ちながら、監督曰くの「若手が出てこなかった。」とのコメントに繋がっていく。
 
ディエゴ以外まともに勝負できるFWも居なかったし、どうにもあれが東京2018の限界だったと思う。
 
年間で評価すれば、残念ながら前半戦の貯金で辛うじて残留できたに過ぎない1年。
 
ベースが出来た1年との意見もあるだろうけど、それは相対的には通用しなかったベースなわけで、中断明けの低迷こそ真の実力と受け入れるべき。テレビゲームのように2年目は右肩なんて保証もなく、今シーズンは残留争いも意識せざるを得ない立ち位置との覚悟が必要。
 

 

◎で、J3なんですけどね

余談だけど、クラブサポートメンバ、加入してます。ほんの少額でしかないけれど、育成にお金出してる気にはなっています。

 
で、その立場から思うJ3。
 
 
東京にとって、J3は育成年代のトップカテゴリ。正直なところ、トップチームに一切絡めないレベルの外国籍選手を置いて欲しくない。(アジア市場を意識したタイ籍選手の配置はまた別。)
 
その年俸にCSM会費が遣われているわけではないけど、外国籍選手はあくまで助っ人。貴重な育成枠を占める助っ人って、意味がわからない。そんな理屈に合わない余裕がありながら、トップチームの層が薄いという矛盾。
 
監督も安間さんではいけなかったよね。選手に寄り添える良きアシスタントではあったけど、プロとして勝負に拘る中で戦力へ昇華させるにおいて適任者であったかと言うと…。申し訳ないけど、そもそもの選択が誤ってました。
 
トップチームで戦力として定着できる人材の供給。監督が長澤徹さんに替わって、U23もそろそろ結果を出したいところです。
 

 

◎梶山陽平、引退
偉大な東京の10番、梶山陽平引退。
石川と並ぶアイドル、クラブのアイコン。
 
 
膝の怪我さえ無ければ、どんなにスケールの大きな名選手になっていただろう。伸び盛り、働き盛りの頃に彼の思うがままにプレーさせてあげられていたなら…。ただただ悔しい。
 
キープにしろ守備にせよ、身体のアテ方が抜群に上手くて唸らされた。中盤でヌルヌルとボールを運ぶ姿は王様だった。
 
怪我の影響からロングキックが難しく、視野の広さは活かしきれなかったけど、足元の上手さでポポさん時代にはFW配置。後ろからの荒れたボールをスッと収めてルーカス・ゴールへ。あの頃はキャリアの中でもハイライトのひとつだったと思う。
 
 
ポポさん後、怪我を抱えたままパナシナイコスへ渡り無理をしたのが、その後のキャリアを決定付けてしまった。国内復帰も実稼働に難しく、引退を受け入れるしかなかった…。
 
もう一度「らしい」プレーを味の素スタジアムで見たかったよ。スタジアムへ足を運ぶ理由となれる、見ていてワクワクさせる存在、梶山陽平。本当におつかれさまでした。
 

 

◎そして2019シーズンへ
補強ポイントは3つ。
 
1.最前線で勝負できるFW
2.ソータン抜けのサイドハーフ
3.米本抜けのボランチ
 
ただ残念ながら、補強は本命には殆どフラれてしまったとか。
 
FWはゴリゴリと馬力のあるタイプを目指したようだけど、獲れなかった。それとも噂のラルスで逆転成るか。
 
田川、ナ・サンホは前を向いて勝負したいタイプと思われ、実質2列目候補。かと言ってゴールから遠い配置では持ち味を消してしまいかねず、サイドハーフではなく、流行り言葉で言うところのシャドー候補か。ここには久保建英も居て、ひしめき合っているね。
 
…となると、サイドハーフのバックアッパーは宮崎幾笑ひとり。計算出来るが決め手に欠いたソータンから若い宮崎へのスイッチ、伸びしろに期待ということか。
 
ボランチのアウトゥール・シルバは、キャンプ模様からしてスタメン候補ではない!? J3要員リッピ扱いでは困るんですけど。ここは平川のブレイクに期待。
 
今年は真に若手の奮起がキーとなりそう。選手達の意地が見たい、東京2019。
 

 

◎最後に
そうそう、河野がヴェルディへ還ったね。

 

 
鳥栖では上手くいかなかったようだけど、東京で間違いなく愛された選手。今も必死に守備に駆け回っていた姿を思い出す…ってドリブルでなく献身性で記憶を残したという点が、成長した証なんだろうね。東京へ戻ってこないの?サイドハーフの需要ありまっせ?とも思ったけど、また古巣で頑張って欲しいね。
 
では。