横浜 1-0 東京
結果次第で評価が逆転するゲーム?
横浜にゲームを支配され、まともにシュートを撃たせて貰えず。それでも守備のチームとして勝ち点1でクローズ出来たならまだしも、終了間際の1発に沈む。
敗戦となった今となっては、積極性を欠いての惨敗との批判もやむなし。
でも個人的には、お互いがストロング・ポイントである守備に質の高さを見せて、隙を伺い続けた集中力の高い展開は、とても戦術的で見応えのあるゲームのように思えたんですよね。もしも勝ち切れていたなら、それこそ大絶賛だったんじゃないですかね。
そう、勝ち切れていたなら。
また一方で思うのです。
マッシモさんは勝ち切れる監督には思えない、と。
何故ならシーズン終盤を迎えたこの1年で、そのアイデアを我々に指し示してくれていないのだから。何かしら取り組んでいて、上手くいっていないのなら話は違ってくるのだけど。
勝ち切るためには、何処かで意図的にパワーを掛けてゴールを奪わなくてはならない。強豪上位陣はそれが出来る。でもマッシモさんは残念ながらアイデアを持たないようだ。オフシーズンに前社長が監督への宿題として課していたと聞いていたので、期待していたんだけど。。。ガンバ戦の距離感を如何に意図的に創り出せるかがヒントだと思う。
そこでもう1つ確認しなくてはいけないことがあって、今シーズンのクラブの目標が何処にあるのかということ。
あくまでプレーオフ進出の年間3位と言うのであれば、マッシモさんは批判されるべきではない。
これはシッカリとJリーグを見通した(見透かした?)マッシモさんを称えるしかないのだけれど、勝ち切れずとも同等下位に負けないチームを作り上げれば、どうやら3位には入れそうなリーグということなのだから。(その意味で横浜に負けるとは思わなかったけど。)
しかし目標が優勝、それが来シーズンでも良いのだけれど、・・・であるならば、勝ち切る術を示せないマッシモさんではダメということになる。仮にプレーオフに進出したとしてもね。来シーズンも同じ状態が続くだけの話なので。
年間3位(というかトップ5の実質最下層)が目標なのか、優勝が目標なのか、マッシモさんの来期継続要否はそれ次第ではないですかね。