パーフェクツ、トーキョー☆柏戦 | FC東京・応援者のブログ

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パーフェクツ、トーキョー!


20140927


攻守に全員のイメージが統一されていて、ボール奪取に至るまでの工程と、奪取前の段階から奪取後の展開を予測した攻撃陣の動き出し(ボール狩り組もそこへボールを出し易い敵選手の追い込み方、奪い方すら意識している!?)、そこに迷いなく楔を撃ち込むところまでの一連の流れが実に高質。


中3日にも関わらず忠実なチェイス&チェックを90分間続け、サイドチェンジにも遅れること無くスライド。


柏がハマりにハマってくれた面はあるにせよ、あの機能美には心が揺さぶられます。



誰が良かったって、河野の徳島戦に続く、いや、それ以前からずっと継続されている献身性だって素晴らしいし、忠実なチェックを続ける武藤も、そしてここ2戦の決定機逸の負のイメージを払拭して雄叫びを上げた漢エドゥ(カッコイイ!)、名前を上げたらきりがなく全員がスバラシイ。



そんな中でも後からテレビであらためて観ると、羽生の動きに目を惹き付けられます。


穴が空きそうになるとスペースをスッと埋める、フリーになりかけた相手ボールホルダーに気付いてチェックに行く、そういった代名詞的な動きは勿論、特筆すべきは、高橋の横のスペースをキュッと絞って埋める動き。常に意識しているであろうことが伝わってくる。


これによって相手は東京の守備ブロックの目前でポイントを作ることが出来ず、サイドに逃げるしか無くなる。しかしサイドに逃げたところで、時に東京は高橋が入った5バックで横幅を埋めつつ、放り込まれても森重・吉本・高橋・徳永で跳ね返す。羽生の守備への貢献は相当なもの。


エドゥの1点目も「武藤の奪取→河野スルーパス→エドゥのゴール」って流れではあるけど、そのひとつ前に羽生がチェックに行って、相手がバランスを崩した無理なパスを出したところを武藤が奪い取ってるわけだからね。


一方でポジショニングが低くなりがちな分、攻撃面での貢献も低い?

いやいやそれでいて羽生は常に楔のチャレンジパスを狙っていて、相手の嫌がる処へズバッと正確に撃ち込む(徳島戦ではそれが2ゴールに繋がった)し、攻撃面での貢献も実に大きい。



よく「タマは羽生の動きを見て成長していって欲しい。」といった言葉を聞くけど、タマはまだまだ若いというか、実績を持たない分、得点やラストパスなどまだまだ自分で決めに行きたい気持ちがプレーに出てしまう、重心が前目な選手。高橋の横のスペースを絞って埋めることを常として要求するのは、ある意味で酷なことでもある。


羽生だって昔はアタッカーだったけど、色々な経験を経て、今は少し重心を後ろ目にチームを円滑に回すためのプレーを優先する。そこに「自分達が攻撃に絡まないと厚みは生まれない。」と攻撃のエッセンスを加える。


これはどちらが良い悪いではなくて、タマだって経験と実績を積み上げて余裕が出た先に、羽生と同じ高みに達するものだと思うので、今は見守る時期なのかなと思う。



おっと、話がズレた。


さてこれで13戦負けなしですか?


重要なのは、今後は投資した勝ち点をきちっと回収していくこと。


上位陣には勝てなかったけど負けもしなかった、ということで先行投資したに等しいわけで、今後は(仙台・広島・ガンバなどやっかいな対戦もあるものの)中位下位との対戦が続くので、さっそく上位陣が潰し合いに入った状況で、東京は勝ち点を落とさないことが上位進出に繋がる。


残り8戦、殆どを白星で飾っていきたいところです。

バモス、トーキョー!