ヒリヒリするような感覚。
久しぶりだった。
戦前は・・・正直少し舐めていたかも知れない。
これまで名古屋とやってそこまで緊張感漂う状況はなかったから。
おごりなく普通にやれば勝てると思ってた。
しかしいつの間にか彼らはホンモノになってたね。
勝利者の威圧感がズッシリ伝わってきた。
監督はあの前半をギュッと縮めて「相手をリスペクトし過ぎた。」と評したけど、
「ちょっと調子ノッてるガキどもを脅してやるか。」と
前から威圧してきた名古屋に実力で推し込まれたとの見方もまた否定出来まい。
もちろん
相手が優勝候補の名古屋、
ホーム開幕イイとこ見せたい、
と硬くなったメンタルの要素もまた十二分にあったとは思うけどね。
だいたい名古屋はガタイがゴッツイわな。
ハイ・ボールは殆ど勝てないし、結果セカンド・ボールも拾えない。
身体を当てるので精一杯でボールに足が出ない。
ダニルソンやらトゥーリオ、ケネディやらもう反則です。
・・・という意味では明日の蔚山も苦労しそうだ。
それでも最終的な勝者は青赤軍団だったわけで。
この逞しさもまたホンモノというか。
縦に急ぐとき、横に回すとき、耐えるとき、ラインを上げるとき。
正直ここまで急速にバランスが改善されてくるとは思わなかった。
もっと時間を要すると思っていたから。
う~む、グウの音も・・・まだ少し出るよ。
うまいコトバが見つからないのだけど、もうワンランク、レベルを上げないといけない。
精度を上げないと、と言っても良いかも知れない。
ゲームを支配している割には決定的なシーンが少ない。
あれがジワジワと相手を締め上げて
結果を手繰り寄せていることは十分理解しているけれど、
そうは言っても今のままではあまりに効率が悪い。
権田に救われて結果に影響していないけれど、
そのうち「ゲーム内容では明らかに東京だけど、結果は・・・。」
みたいな試合が続く事態は十分にあり得る。
攻撃の精度、攻めているときのリスク管理のレベルをもう一歩高めたい。
「一瞬でも気を抜いたらやられる。」
その威圧感を身に付けて初めて優勝出来るんだな、
と前半の名古屋から肌で感じたホーム開幕戦なのでした。