元旦を国立で迎えたかったね。
悔しい。
選手を心からの拍手で迎えましたよ。
野心溢れる年齢層が多い東京。
水をさすかの降格劇。
現実は1年で戻れるかなんてわからない。
そんな不安な心情の中で、
選手達にとって唯一の光だったであろう天皇杯の勝ち残り。
それがついえてしまった。
「下を向かせたくない。
モチベーションを見出し難い来年へ向け
せめて『応援してくれる人達が居る』と感じて貰いたい。」
そう思ったからこその拍手。
でも周囲とはニュアンスが違っていたようだ。
「鹿島を追い詰めた。よく戦った。」と思って拍手はしてない。
「鹿島にだったら負けてやむなし」なんて
誇り高い我らが青赤の選手達に失礼だから。
勿論、負けても選手が戦っていたなら拍手する。
でもこの日の評価で言うなら、意識がまだまだ甘いと思う。
例えば同点劇のシーン。
悔しくてビデオは観返してないから誰それはわからないんだけど、
左でキープされて、そのままクロスを上げてくると思って油断したんだろうね。
走り込んでくる最終クロッサーな宮崎に対して
東京は途中でマークに付いていくのを止めたんだよ。
何であのちょっとした労力を惜しんだんだろう。
結局、宮崎にフリーでクロスされて大迫ヘッドで同点だからね。
ああいうのは本当に甘いし、見たくない。
誰か鬼の形相で叱ってやってくれよ、ピッチのその場で。
でないと、本人はいつまでたっても変われない。
勝ち切ることへの執念が足りない。
移動だけでもタフなJ2での昇格をかけた戦い。
絶対に甘くない。
来年もこの誇り高い選手達に頑張って欲しいし、
微力ながら声を後押しとしたいと思ってる。
でも意識の甘さを突き詰めて変わっていかないと、
単純に外国人助っ人で戦力を積んでも
結果は得られないと心配もしている。
何だか今シーズンの、
特にメンタル面を凝縮したかのような2011年最終戦だった。