忙しない。
先日のU-18と同じ。
縦に早いけど忙しなく、常に妙な違和感が付きまとう。
大熊監督になって、攻守の切り替えが非常に早くなった。(Good!)
そして奪ったボールはすぐさま縦に入れる。
必要以上にこね回さないことは重要。
そして勢いそのままに先制点を奪ってみせた。
しかし、その後もやり方は変わらず、忙しない。
リードしているのに可能性のない長い縦パスをあそこまで執拗に蹴る必要があるのか。
リカと石川は、自分の頭上を飛び交うボールに何を思ったろう。
奪っては放り込み、奪われる。
また奪い返しに行く。
撃ち合いだ。
結果、ある意味でたまたま仙台が撃ち抜いて同点。
そもそも、撃ち合うチャンスを仙台に与える必要など無いのだ。
この試合、表面的に見れば残り5分まで2-1で東京のゲームだった。
でも本質的には
90分間のペース・コントロール、リスク・コントロールを意識出来たなら
2-0で終盤を迎えていたと思う。
そして事故で1点奪い返されても、2-1で眠らない街だったと思う。
このチームは10年の間に技術は上がったけど、
90分を通した試合運びは未だ拙い・・・。
それも仕方なしか。
これまでゴールがまともに奪えてこなかったのだ。
なんちゃらコントロールなんて知ったことか。
まずはゴール奪取優先だ。
しかし現状は1試合1~2ゴールが期待出来る状態にある。
羽生や梶山も復帰真近でもある。
90分のゲーム・コントロールを意識すべきだ。
急がば回れということだ。
(残留争いの中、実際は凄く難しいことなんだけどね。)
この日の結果はショック。
本当に残念。
でもポジティブな要素は多い。
今まで1.5列目でどうこうと言い訳をしていた平山。
最前線、最激戦区で本当の意味で闘う覚悟をもった平山のこの日のポストプレーは
信頼に足るもので、ゴールまで奪ってみせた。
(キミが脇目振らず前掛かりに来たら、相手は怖いんだ。
この姿が見たかったんだ!
恐らくギラ・パンツ戦のグダグダ・ゴールで監督に一喝されて発奮したのだろう。)
今まで、頑張りは伝わってきたけど、正直、期待感の薄かった椋原のクロス。
GKとDFの間を意識したこの日は、危険なにおいがプンプンだった。
リカは今まではお客さん。
でも、ここにきてようやく実効性が出てきた。
表現がヒドイか。
でもストレートに書くとそういうことなのですよ。
そして今、彼らの意識改革と急成長具合に
コーフンと残り8試合へ期待感を隠し切れないわけですよ!
この先は難しい相手ばかり。
でもある程度やり合えると思うよ。
強がりでなく、本気で。
でも90分間を通した意思統一だけはしておかないとね。
やれるよ、トーキョーは。