みっともない引き分け。
流しに入るのが早過ぎだっちゅうの。
前半の2-0のリードがアダとなったか
『暑いし、連戦だし、ブロック作ってカウンターでいいよね。』
的な空気が前半終盤から漂い出す。
いや~、まだ早いんでないかい?
何かの事故で1点入ったら相手は俄然希望を持っちゃうよ?
てなわけで、後半に入ると更にわかり易く引いてしまう。
前半は3ラインの2列目がちょうどハーフウェイ・ライン上に陣取るも
後半は5~10Mも後方に。
加えて神戸は3バックにして両翼をグッと上げてきたことが
うまく合致してしまい、サイドの高い位置に起点を作られる。
こんなときは、(長友がよくやるやり方だけど)
逆にサイドの選手が強気に前へ出て推し込むと盛り返せたりするのだけど
MFなSBの両名は守備に専念。
仕方ない。
本職じゃないんだから、逆の発想よりも守備に頭がいくのは当然だ。
しかしそうは言っても数的には同数。
本来あそこまで押し込まれるものではあるまい。
結局のところMFなSBという配置がこの試合を難しくしたと思う。
可哀相だけど、具体的には松下がツラかった。
中に絞り過ぎたというか、自分の背後のスペースだったり
そこに走り込む相手選手を見ているようで見えていなかった。
(前半からその気配アリ)
SBとしてはポジショニングが半端で、チームとして見ると
実質1人少ないかのような守備を強いられてしまった。
(1失点目のマークの受け渡しもビミョーな気がするし。)
もちろん、前半は穴を開けない守備に効果的だった
大竹と羽生の交代も一因にはなるのでしょうが。
いや、でも松下を責められないですよ。
慣れないポジションでよく頑張ってくれたわけで。
やっぱりここは椋原やヨングォンの巻き返しに期待しないとね。
てか長友移籍に何してる、両名!?
それにしても1点目は美しかった。
イイことばかりの凝縮だったというか。
北斗が縦のコースを切り、大竹と梶山が挟み込むという守備。
大黒のさすがのクイックネス。
大黒は東京に希薄だった
2トップの関係をすごく意識していて常にリカを見てる。
一連の流れは
キャンプ中に取り組んだショートカウンターと言えるだろうし、
最後に流し込んだのが3列目の梶山というのがまた。
いや~、イイぞトーキョー。
我々はまだまだやれます。
そうそう、何故に大黒のパートナーがリカさん?な話。
大黒の求める2トップの関係性への意識が、他のFW陣よりかなり高い。
そんな印象です。
あとはリカ自身がチームにフィットしてきて
以前の10人+リカでなく、
11人の一員として機能しているように思えました。
なんだかすごく納得の人選なのでした。