スコアレス・ドロー。
5・6位対決ということで
お互い上位なだけに守備は元々堅いところで、特に広島はトーキョーを最大限にリスペクト。
手堅い試合運びで臨み、結局、膠着状態に陥ってしまった。
広島が引いて敷いた9人のブロックはゴール裏から見ても全く隙間が無く、
ボール・ホルダーはまともに正面を向かせて貰えなかった。
そんな戦い方の広島を卑下するのは勝手だけど、明確な意図をもってゲームに臨み、
リーグ戦2試合トータルで東京から勝ち点4を奪っていったわけだから、トーキョーの負けなんです。
それを「あんなに引いて・・・。」云々言うのは、ただのみっともない負け惜しみってヤツです。
この日は引いた相手に対しての色々な反省点が出ましたな。
長身のカボレと平山がいるのだから、SBのふたりはこねずに上げても良かったよ。
それに、ベンチワークも遅かった上に人選が正しかったかどうか。
ドリブルが有効なのは明らかだったのでソータンという選択は理解出来るけど、
狭い局面に挑めるフィジカル・コンタクトは持ち合わせていない
(結局、ソータンはDFに身体を当てられてボールを逸するシーンが目立った。)
し、よりチャレンジ出来るキャラクターという意味では大竹が適当だったのでは?
かわすドリブルではなく、突破するドリブルやチャレンジ・パスが必要だったということです。
しかも残り10分での投入ではあまりに遅い。
ゲーム中は「まだか、まだか。」と思ってベンチを見てましたよ。
東京も一応は注目されるポジションにいるので、
今後は相手が東京に合わせてくる、この日のような展開が増えるでしょう。
相手が自身の力量が低いと思えばガッツリと引くでしょうし、
東京より上だと思えば、センターバックへプレッシングと裏狙いを徹底してくる。
川崎、鹿島、ほか横浜など、上位や一定以上の力量を持ったチームとの対戦が続くので、
9月を終えるあたりまでが今季を占う正念場ということになるでしょう。