1‐0でクローズ。
千葉ペースになりかけた時間帯もあり、巻の2本を含め3~4本ほど危ないシュートを浴びるも、外れたり権田の好セーブありで持ち堪える。
但し基本的にはトーキョーのゲーム。
相手とのパワー・バランスもあって大分戦並みに高いライン取りとコンパクトさを貫き、攻守の切り替えが早く、ボール狩りとセカンド拾いで圧倒。
攻めてはあとひと崩しの惜しいシーンを次々と創出。
しかし後半を通じて決定機を迎えられたかと言うとそうではなく、今日は1‐0濃厚な気配。
であれば残り10~15分は回してカウンター狙いで良かった。なまじペースを握り続けたため、90分間ずっと同じ調子で攻めてしまい、ミスで奪われた際に危ないカウンターを受けてしまった。
監督にはその辺をしっかりコントロールして欲しかった。
さて、この日のMOMは今野か平山。
今野の1対1の強さは特筆もの。
また平山は気迫がみなぎっており、奪われない巧みで力強いキープからファースト・チョイスはまず反転ドリブル突破。常に勝負を仕掛けられたDFには嫌な相手だったに違いない。
アリバイ守備も全く見られず、五分五分のハイボールも高い確率で制す。
前半に見せた決定的なスルーパスを祐介が決め、後半の北斗の右サイド鋭い突破からの速いグラウンダー・クロスに滑り込んだ1本が決まっていたら、平山祭りだった。
これで週末のスタメンは決まりだろう。
注目のソータンは流れに乗れなかった。
守備に行くべきときと抜くときのメリハリ・判断が着いていないようで、2度ほど行くべきときにルーズな対応を見せてしまい、うち1度はブルーノがカバーに入らざるを得ず、CBがサイドに釣り出されてピンチを迎えるという、やってはいけないことをやってしまった。まあ、これからでしょう。
千葉の不出来は差し引かないといけないけど、オートマチックな攻め上がりとムービングを見せた今日のトーキョーなら、週末の多摩シコには期待が持てると言って良いでしょう。