第21節浦和戦(Home)とか -fin | FC東京・応援者のブログ

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0-1、敗戦。


詰まるところこのチームには
そこかしこに甘さが巣食っていて、
あまりに多過ぎて手の付け方がわからなくなっているのではないだろうか。


ゴール裏は普段しないウォームアップ時からのコール。
相手・観客数(一見さんの取り込み)・勝ち点差(首位に僅かに5)を考えれば、
「今日は負けられない。」とメッセージを伝えた応援者達の行動は正しい。


チームもそれを受け止めて、非常に高いテンションでゲーム・イン。
だからこそゲーム序盤のデキは非常に良かった。


守備では相手の3トップの存在を消したし、
攻撃では積極的に前へ出る姿勢で人数をかけたコンビネーションによって
何度か可能性のある崩しを演出してみせた。


・・・でもハイテンションを長くは続けられない。
30分を過ぎるとチームはすっかり落ち着いてしまった。
積極的な仕掛けは鳴りを潜め、追い越しのフリーランニングは
「疲れるし、無駄に終わりそうだし。」と見られなくなってしまった。


この落ち着きと入れ替わるように達也の裏への抜け出しが目立ち始めて、
高原・達也のバー直撃弾に繋がっていく。
結果的にこれで、東京に減衰した積極的な仕掛けのメンタルは浦和に芽生えてしまった。


それでも東京は前半をしっかり0-0に抑えきったわけで、
悪くないゲーム運びではあったと思う。



甘さを痛感したのは後半から。
ハイテンションを90分間続けるのは現実不可能。
だからハーフタイムを挟んで後半開始からまた巻き直してくるとばかり思ってた。


しかし現実は前半終盤と同じテンションでゲーム・インするチーム。
僅か前半の45分でガス欠を起して棒立ちするカボレと、
前線のチェイスを失って押し込められ防戦一方となるその他10人。


それでも創出した相手ゴール前でのチャンスに、
誰もが責任を逃れるかのように横パスを選択する選手達。
確かにダイレクトで撃たない限りはシュート・コースは無さそうだ。
でもダイレクトで撃つ分にはコースも可能性もあるんでしょ?
技術的な難度は上がるけどね。
結局、逃げのメンタルなんですよ。


応援者達に鼓舞されてテンションが上がることはあっても自らは鼓舞出来ない、
また味方にフリーランニングを促せないリーダ不在のチーム。


貴重なチャンスを逸する張本人になりたくない、
技術不足を隠したい、と横パスで責任逃れする選手達。


ムービング・フットボール/ポゼッション・サッカーを盾に
判断・技術を要求されるカウンターから逃げるメンタル。
ボールを奪ったら(場所にもよるが)最初の選択肢はカウンター。
それが出来ないと判断して初めてポゼッション。
選択順序がハナから違う。


東京と言えばサイドアタック、を盾に
中へクサビを入れる技術・アイデア不足隠しに横パスを選択する逃げのメンタル。
ゴールへ直結する中がダメと判断して初めてサイド。
選択順序が違うし、根底に逃げのメンタルが見え隠れする。


相手の1点は、無駄走り覚悟の相馬のフリーランニング、
精度を要求されるも逃げずに出した啓太のロングパス、
外す可能性が高いも逃げずにダイレクトで蹴ったシュート、
この組み合わせだからね。


このチームは、
勝ち負けに係らずリーグ3位の動員数を誇る観客がいつも駆け付けて応援してくれるし、

タレント的にJ2落ちの可能性も低い。
スタジアムも(芝の問題はあるけど)結構立派。
チーム運営は非営利団体の東京ガスサッカー部が母体。


至るところに甘さが出ても仕方ない環境だよね。
でもプロ選手の時間は短い。

彼らはいつまでもそれでいいのかね。
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