色々言われているようだけど、そんなに悪い出来だったとは思わない。
名古屋戦のように選手間の距離が開くことはなかったし、
守備が決定的に崩されたわけではなく、ピンチの多くはミスから。
最近「研究されてる。」ともよく聞くけど、
少なくとも柏については徹底的に何かいやらしくやられたという感じでもない。
カボレや大竹への厳しいチェックは研究の成果でも何でもない普通の話で、
例えば
「東京のDFラインはボール回しがうまくない(残念ながら柏戦のメンバは特に)から
名古屋のように前から執拗にチェックしろ。」
とか
「東京の狙いのショート・パス回しをさせないように
ピッチをワイドに広げてプレーしろ。」
とか。
相手対策で何かやるということは、自分の型を崩すことになるわけで、
そもそも、開幕からここにきてようやく調子を上げてきた柏にそこまでの余力があったとは思えない。
ただ攻守の切替は柏の倍遅かったかも知れない。
またパス回しの目的がパス回しになってしまっている感はある。
これは今の2トップの構成だと難しいかも知れない。
今は赤嶺が居て羽生が控える形だけど、赤嶺は元々パス回しに力を発揮するタイプではないし、
羽生もサイドハーフとなってしまうので
いざ攻撃の際には2人ともカボレとの距離が遠くて切替が遅くなる。
エメルソンと石川が戻れば、大竹含めて目指す形が戻るかも知れないけど、
選手変えればそれで解決という話ではないわけで。
連戦が終わって1週間空くので、
あくまで今居るメンバでベース・コンセプトを再確認して欲しいです。
最後に気になったこと2つ。
1.前半35分過ぎ、中盤で奪われて
ポポ→アレックスから大田に大きなチェンジ・サイド気味なスルーパスで東京大ピンチ。
茂庭が応対したけど、攻撃時のリスク管理というか、攻撃時からの茂庭のポジショニングが悪いよ。
柏は奪えそうになった空気を感じた瞬間から大田を見てたよ。
茂庭には期待しているから、オフ・ザ・ボール&攻撃時のリスク管理、しっかり頼むね!
2.後半40分過ぎ、古賀が頭打ってピッチに倒れる。少々長めの中断。
「早く出せよ!」という声が出てましたが、頭打った選手を安易に動かせないと思うのです。
相手への野次も状況に応じて、でいきましょう。
以上、長文で失礼しました。
