「とにかくバッターボックスに立って
 バットを振ってみようと思ったんです
 そしたら当たっちゃったんですよ」

 

「とにかくバッターボックスに立ってみる

 バットを振ったら当たるかもしれないじゃないですか」

 

テレビCMや新聞広告でご承知の方も多いと思う。

Apple社CEO ティム・クック氏が「世界最高齢のアプリ開発者」と

紹介した87歳になる若宮正子さんの言葉である。

 

「老人をいつまでバッターボックスに立たせる気だ。

 デッドボールになったら大変じゃないか」

と茶化す人もいるようだが、彼女の言葉はシニア世代に大きな勇気を与えてくれた。

 

さて、バットと言えば野球。

夏の野球といえば甲子園。

球児たちの熱い闘いを応援していると、老いも若きもまさに青春

その姿は心を打つものである。

 

今大会の準決勝は東北勢同士の対戦となった。

決勝で東北対決を見たかった気もするが、それは贅沢か。

両校共に負けるな!! 組み合わせが決まったときはそう思ったものだ。

 

宮城県の仙台育英は甲子園で準優勝の戦績を持つ実力校である。

福島県の聖光学院も甲子園では何度も8強に残った実績があり、東北大会を制したこともある。

 

これはとても面白い試合になりそうだ。

と思っていたが、意外にも一方的な試合となった。

 

東北勢同士の対戦。今年4月の練習試合では仙台育英が勝っている。

聖光学院はいままでの試合よりも緊張したのかもしれない。

しかし、10点差以上ある最終回の攻撃でも

決してあきらめないその姿はとても素晴らしかった。

 

感動をありがとう!

そして、仙台育英には決勝をぜひとも頑張ってもらいたい!