最近は、お手洗いにペーパータオルの設置が進んでいるので、
ハンカチを忘れたとしてもあまり困らなくなった。
とは言え、暑い今の時期はハンカチが必須である。
ひとえにハンカチといっても
その柄や素材は、季節や時代を反映して様々ある。
持っているハンカチの数をかぞえたことはないが
普段使いのものだけでも30枚くらいありそうだ。
その中から、その日の気分や仕事に合わせてチョイスする。
そして溜めおいて、月に1回くらい、まとめてアイロンがけをする。
アイロンがけをしながらハンカチを眺めてみると
自分で買ったものは意外に少ないことに気づいた。
ほとんどが頂き物だったりする。
ハンカチはあまり汚すこともなく、生地のいたみも少ないので
一枚を長く使うことになる。
それ故に、それぞれのハンカチに愛着が湧いてくる。
私に似合うものを、私が喜んでくれるものを、と選んでくれた
贈り主のことを思うと、余計大事にしようと思う。
ひとつひとつを手に取り、柄を見ながら贈ってくれた人のことを想う。
たかがハンカチ、されどハンカチ、一枚一枚に人のつながりがあるのだ。