小屋を片付けていたら、年季の入った古い柱時計が出てきた。
ダメもとで時計のネジを回してみたら
なんと、リズミカルに時を刻むではないか。
この時計は、私が生まれたときに買い求めたということを
この歳になって、妹から始めて聞かされ、さらに驚いた。
「いつまでもあると思うな親と金」
「失ってわかる親のありがたみ」
「親思う心にまさる親心」
親に関することわざや慣用句は数あれど
それらの意味を身に染みて感じる頃には親はいない。
母が亡くなってから21年目。
看護の起源は母親からと言われているが
母の日、看護の日のことである。