青森県内の医療的ケア児は、令和元年時点で166人と推計されており
その内訳は、就学前が71人、義務教育児童が38人、高校生以上が57人となっています。
高齢者の地域連携の体制は、入退院支援から在宅まで、ほぼ整備されていると思います。
あとは、連携の質とサービスの質が課題でしょうか。
医療的ケア児は、システムの整備に向けて動き始めたばかりです。
求められることが新しいので、浸透するまで時間を要すると思いますが
連携の基本は同じだと思います。
現場では、医療的ケア児コンサルテーションチームが発足し活動しています。
しかし、そのチーム名も耳新しく、看護師達に周知不足という声もあります。
「入院してから病棟間移動するとき、処置について質問したら
次の病棟で聞いてくださいと言われた」
「移動先の病棟で退院時に同様の質問をしたら
訪問看護師に聞いてくださいと言われた」という話も聞かれます。
とても残念な話です。
これから卒業する看護学生は、在宅実習を経験し、その知識を持って就職します。
若い人たちに教えてもらう楽しみを増やし、明るく新年度を迎えましょう。
青森県ホームページの健康福祉部障害福祉課に
医療的ケア児支援ハンドブックが掲載されていますのでご覧ください。
(青森県健康福祉部障害福祉課Webサイト「医療的ケア児支援ハンドブックについて」)