今年は 2月2日の節分が124年ぶりだそうです。
次の日 2月3日は立春。暦の上では春です。
そして 2月4日には1951年に統計を取り始めてから最も早い「春一番」とのこと。  
色々な記録が並びますが、それとともにアレルギーの季節に突入です。

 

なぜアレルギー?というと

1月29日に青森県アレルギー疾患医療連絡協議会が開催され、出席しました。
今年度に初めて設けられた協議会です。

国民の2人に1人がアレルギー疾患に罹患しているとも言われ

生活の質が著しく損なわれる場合が多いことなどから

アレルギー疾患が国民生活に多大な影響を及ぼしています。

そのことからアレルギー対策基本法がH26年6月に成立しました。

その後アレルギー疾患の対策推進に関する基本的な指針がH29年3月に告示され

具体的な地方公共団体の責務が示されました。

 

国、県、市町村、それぞれのレベルで役割があり

都道府県においてもアレルギー疾患の医療提供体制の整備がスタートしています。

国の中心拠点病院は国立成育研究センターと国立相模原病院です。

青森県の拠点病院は弘前大学附属病院です。
対象疾患は気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎
アレルギー性結膜炎、花粉症、食物アレルギーなどです。

初の会議でしたが

本県には他の疾患と比較しアレルギー専門医が少ないこと

各科(小児科・耳鼻科・眼科・皮膚科・呼吸器)の医師から現状報告がなされ

先ずは啓蒙活動から、ということが確認されました。
他県では、アレルギー療養指導士養成コース(対象:看護師、栄養士、薬剤師)を

設けて育成しているところもあるようですので、

本県でもこれからの活動に期待しているところです。

節分の恵方巻、バレンタイン、そして3月はひな祭りと
季節の行事が美味しく続きますが

年を追うごとに、食物アレルギーの方が多くなっていること、
それが低年齢化していることが気になります。