友人に、様々な種類の蘭を育てている人がいます。
蘭はもともと高価なうえ、置く場所や光の当たり方、温度、湿度、水のあげ方など
それぞれに気を使い、手間がかかるそうです。
知識や技術はもちろん、その手間を惜しまない愛情が一番必要とのこと。
さてちょっと前の話になりますが、自宅駐車場の近くの民家に
クリスマスローズが十数本植えてありそれぞれが開花していました
近くに寄って、じっくり見てみたいなぁと思いましたが、
不審者と思われても困るので、その場はグッと思いとどまりました。
きれいに咲き揃った花を見て、自分でもクリスマスローズが欲しいな~と思いながら
数日して見てみると、1本残らずきれいさっぱり無くなっていました。
まさか花泥棒!? それとも咲き終わり手入れして切ったのか!?
でも根も見えないし…と、しばらく気になっていました。
その後、別な場所に咲いているのが見えて、場所を変えるため植え替えしたのだとわかりました。
この出来事で、花を大事にし愛情を注ぐ人の気持ちと、不謹慎ながら花泥棒の気持ち、
両者の気持ちを同時に感じることができた気がします。
クリスマスローズの学名はヘレボルスと言うそうですが、これはちょっと味気ない。
クリスマスの時季に開花することから名づけられた"クリスマスローズ"はセンスを感じさせます。
和名の"雪起こし"もなかなか風情がある名前ですよね。
ちなみに、クリスマスローズの花言葉は「慰め」や「私の不安をやわらげて」ですが
そこから派生して昨今では「いたわり」という言葉もあてはめられています。
私の好きな花言葉のひとつでもあります。