「イチロー杯争奪学童軟式野球大会」がイチローの故郷である愛知県豊山町で行われた。

24回目となる本大会も、イチローの引退と同じくして今回で最後となるそうである。

閉会式に登場したイチローは、小学生にふたつの言葉を伝えたという。

 

ひとつは、価値観の変わる出来事を体感してほしい。

知識として持っているのではなく、外に出て自分の身で体験してほしいということ。

 

ふたつめは、しっかりとした課題や目標を持って、自分を鍛えること。

厳しく教えることが難しい時代になったから。

 

私自身、看護師として、ケアを提供する立場と、

ケアを受ける患者の立場で物事を見て考えてきたつもりである。

今回、ケアを受ける患者体験と、その患者の目を通してケアを提供する側を見ることができた。

 

結果、あらためて気づかされることが山ほどあった。

イチローの言う価値観を変えるツールとして、体験は最も効果的であると心底実感した次第である。