青森県訪問看護ステーション連絡協議会の会員となっている施設は98施設で
そのうち43施設の出席で開催されました。
総会は、県医師会長の挨拶と、
来賓の健康福祉部長有賀玲子氏の代理で出席された奈須下淳 次長の挨拶の
もとで開始され、質疑もなく、議案もスムーズに承認され終了しました。
総会の後、研修会が、川崎大師訪問看護ステーション総括所長・診療看護師の
島田珠美氏を講師にお招きし、約80名の参加で開催されました。
テーマを「在宅療養者におこりやすい症状と臨床」と題し、
訪問看護の場面で、臨床推論を用いる意味、次いで臨床推論の活用方法、
臨床推論を生かす事例について、講義とグループワークを交えての内容でした。
訪問看護師には高いアセスメント能力が必要とされます。
島田氏はNP(ナース・プラクティショナー)であり、特定行為17区分を修了、
その他の資格も多数取得されています。
特に小児科の経験があるとのことで、
医的ケア児や障害者への関わりも深く濃い内容でした。
在宅ケアの対象者は、重症化、多様化、複雑化しており末期患者や
医的ケア児など増加しています。
その現場において、訪問看護師は一人で判断する不安や看護技術への不安、
また昨今ではハラスメント問題なども言われており、数多くの課題があります。
地域包括ケアを推進するには、看護協会と訪問看護ステーション連絡協議会との
連携は不可欠であると、改めて感じた時間でした。