報告が遅くなりましたが、先週土曜日は、
マタニティサポートカフェ鹿児島主催のシンポジウムでした。

「産前産後を考えるシンポジウムin きりしま」と題し、パネルディスカッションとグループワークが行われました。

前日は、夜遅くまで資料の印刷やら、司会の打ち合わせなどで、バタバタ・・・なんとか当日を迎え、会場へ。

人が集まるのか不安でしたが、約30名もの方にご参加いただきました。

赤ちゃんを抱っこし、またベビーカーで、赤ちゃんと一緒に足を運んでくださった育児中のママ。

保健師、看護師、助産師、理学療法士、鍼灸師、保育士、市議会議員・・・ありがとうございました。

それに、スタッフやみつお産婦人科さんのスタッフの方々まで合わせると50名くらいはいたのかなあ?

あ、そうそう。
テレビ局のカメラもありましたよ。
KTS さん、取材ありがとうございます。

シンポジウムの様子や、代表がインタビューに答えている様子がばっちりと夕方のニュースで流れていました。


さて、パネリストは、

・みつお産婦人科の院長、満尾雅彦先生、
・7月オープンのみつおHOUSE より助産師の茨木さん、
・当団体の代表 詩音助産院 大村助産師、
・保育士として子育て支援に長く携わっておられる竹迫先生、
・双子育児のため育児休暇中のパパ、
・霧島市で子育てしているママ&赤ちゃん

の6名、いや7名でした。

それぞれの立場で、産前産後の女性、その女性の置かれた環境(家庭状況ふくむ)、などについて、お話しいただきました。

貴重なお話ばかりでした。
多彩なパネリストの方々に、感謝です。

双子のパパは、「産後2ヶ月までは仕事よりはるかに大変だった。眠れないのが一番きつい」とおっしゃいました。

やっぱり経験しないとわからないんです。

こちらのご夫婦は、最終的に、夜はシフト制で乗り切ってこられたそうです。
3時半まではどちらかが寝て、ひとりでふたりをみて、3時半で交替するんですって。

やはり、睡眠時間の確保は重要な課題ですね。

他のパネリストからは、
『「私と子どもが死んだら、あなたは帰ってきてくれるかな?」と妻に言われた』という苦い体験談も語られました。

ワンオペ育児についても語られました。
SNS についても意見が出されました。
また、先が見通せないと不安になるよね、という意見も多く聞かれました。

涙もろい私は、聞いていて苦しくなりました。
経験してきたからこそ。

そんなこんなで、パネルディスカッションは終了。

グループワークでは、では、具体的に何をどうしたらよいかについて、考えました。

私のテーブルには、助産師、保育士、助産師免許取得を目指す看護学生、産後ケアハウスのスタッフ(看護師さん?)、結婚妊娠出産はこれからという女性、バラエティーに富んだメンバーでした。

多く出たのは、場所という意見でした。
しかも、困ったとき、不安になったときにすぐに頼れるというのが条件。

実家が遠い、夫が単身赴任など頼れる身内が身近にいない場合だけではありません。

核家族化のために育児の伝承が途絶えてしまった現在、女性たちの置かれた環境は厳しいものです。

そんなときに「すぐ」というのは心強いですよね。

もちろん、結婚前、妊娠前に、先のことを考えて不安になったときに話を聞いてもらえる場所も必要だと思います。

高校や短大、大学を卒業したら、どこに駆け込めばいい?

誰が教えてくれる?

そんな場も求められているんだと感じましたし、それは助産師ができることのような気がしています。

もちろん助産師以外でもできるけど、得意分野があるので、うまく連携できたらいいですよね。

他のテーブルからは、「政治・社会の問題」「お金の問題」などもあがっていました。

そう。そこも切り離せないですもんね。

あとは、「働き方」についても革命が不可欠だと私は思います。

日本人の長時間労働、休日出勤や残業をしないことに対する偏見(特に上の世代)、育児休暇制度があっても使えない雰囲気・・・

男性の社会にたくさん改善のためのヒントは転がっているんですけどね。
働き方改革については、また改めるとして。

今回は濃いメンバーで、非常にいい内容のディスカッションができ、グループワークの時間が足りなかったです。

あと、一時間は欲しかったな。

など、反省もありますが、いいシンポジウムになりました。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

あまりにも濃すぎて、うまくまとめられませんでした(^-^;
(シンポジウム帰りに、詩音助産院からもらった紫陽花)

あお助産院でした。

【いくじクラス 6月】内容詳細は→
日時  6月29日 10時30分~12時
参加費 1500円
定員  6名程度
   (現在1名様お申し込みいただいています)

★もちろん、お子さんと一緒に来てくださいね。(新しい赤ちゃん用のおもちゃ増えました)

午後もあいています。ゆっくりお話したい方は、おにぎり持参で来てくださいね~(^-^)/

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鹿児島県霧島市を拠点に活動しています
訪問産後ケア助産院「あお助産院」です。

・訪問産後ケア

お産後の身体を休め(養生)、産後のホルモンバランスの変化により不安になりやすい心に寄り添います。
授乳、沐浴、抱っこ等、赤ちゃんとの生活に慣れていく過程を助産師がしっかりサポートいたします。

・にんぷクラス(全2回・各1回/月)
対象 妊娠中の方(早めがおすすめ)

内容
1回目たねまき 妊娠とお産についてワークを通して学ぶ
2回目みずやり バースプランと産後ケアプランニング

・いくじクラス(1回/月)
対象 妊娠中、産後、妊娠前、女性ならどなたでも。
内容 自分育てに関するテーマを毎月設定する予定です。

各クラスは、あお助産院、または公共の施設などをお借りして行う予定です。

パンフレットはついに完成🎶

ご質問などは、
ao.yamada.2016☆gmail.com 
まで、お願いいたします。
(お手数ですが☆を@に変更し送信くださいませ)

鹿児島県霧島市
あお助産院 
助産師 山田
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