羽生くん首位発進おめでとう!
美しかった…
ただただ美しくて…
また今度ゆっくりと・・・
【羽生結弦の会見、一問一答】「弱い自分を見せたくない。強くありたい」
――きょうの感想とフリーへの意気込み
「きょうはありがとうございました。(カメラマンがポジションを取るために移動しているのを見て)ちょっと待った方がいいですかね。大丈夫ですか?
きょうは、及第点を出せるデキだと思っています。ベストだとは言い難いですけど、きょうの演技を糧に、またしっかり練習をして、次の試合ではいいショート(SP)をしたいなという風に思いました。明日は明日で別の演技ですし、また違う日なので、違う集中の仕方をして、健康で、最後まで滑り切れるように頑張りたいと思います」
――世界最高の更新を期待された。フリーで自身が満足する演技をするためには何が大事か
「特に何か変わったことをするつもりはないです。ただ、淡々と自分のやるべきことを、やりたいことを、常に見つけながら集中したいと思っています。世界最高得点についていっぱい言われますけど、特に今は意識するものではないとすごく考えていますし、きょうの演技を終えて改めてそう感じたので、このNHK杯というものをしっかりやりきって、その中で明日は明日のフリーがあるので、最後まで気持ち良く滑れるようにしっかり準備をしていきたいです」
――ロシアがスケートの原点と言っていた理由は何か
「えっとー、何でですかね。分からないです。ただ、僕がスケートを始めて、3つめのプログラムが“ロシアより愛を込めて”というタイトルが付いたプログラムで、都築先生が名前を付けたんですけど、ぼくの恩師である都築先生がロシアで勉強をしてきて、それで日本でフィギュアスケートのコーチングの礎を築いてきたというのがもちろんあります。それに僕自身、ロシアのスケートが好きで、表現の仕方とか、スケートの姿勢とか、スケートに対するストイックな姿勢がすごくかっこいいなと思っています。できれば、ロシア人のコーチの人にも習ってみたいなと思っていますし、隣にいるセルゲイ(ボロノフ)にもいろんなことを習ってみたいです」
――演技後の拍手は誰に、何に対してか、胸を叩くポーズの意味は
「まず、天を仰いだのはとりあえず良かった、ホッとしたという気持ちでいたのと、拍手は“パリの散歩道”、いつからか明確でないですけど、SPでいい演技をしたら拍手をすると決めていたので、それで拍手をしました。胸に手を当てたのは、とりあえずみなさんの応援を心で受け止め切れたよ、と自分自身に言い聞かせるというか、そういう感じでやっていました」
――緊張したと言っていたが、演技中は何を考えていたか
「曲をすごく感じようと思っていました。どんなに緊張しても、どんなに会場が変わっても、曲だけは変わらないと思っていたので、曲に感情をもらって、いいイメージを持ちながら演技をしていました。やっぱり、曲に感情を入れすぎるとジャンプを飛ぶのが難しいですね、僕の場合は。曲に、ジャンプのテンポを合わせすぎちゃうから、それだと曲のテンポになってしまうので、そこが難しいところなんですけど、ただ、僕のフィギュアスケートはそういうとこが一番大事なところだと思っているので、そこができてこそ、僕は“羽生結弦”と言えると思うので、それを改めて感じながら…。緊張したからこそ、より曲を感じたというのはありますけど、曲を感じながらジャンプをするということの気持ちよさを改めて感じました」
――本番の緊張感に負けたと言っていた。ファンの方は羽生選手は強いなというイメージがあると思うが、強い自分を作り上げているのか、それとも自然に出てくるのか
「自分の中で明確なものはないです。僕も人間なので、弱いときはすごく弱いです。ただ、強い自分をみなさんが印象を強く持っていてくださることで、僕も常に強くないといけないと思っています。それは、ファンのみなさんや、スケートを見に来てくださる方が、“羽生結弦はこうだよね”っていうのを期待してくださるからこそ強くありたいと思いますし、それが時にはプレッシャーになって、弱い自分が露呈してしまうきっかけにもなることがあるんですけど、でも、そのプレッシャーがあるから強くありたいと思うんですよね。多分、人より人の何倍もプレッシャーを抱えていますし、僕自身、みなさんに強いと思われているからこそ、自分はすごく弱いと思ってしまうんですけど、だから、なんて言うんですかね、弱い自分を見せたくないなとすごく思っています。強くありたいとすごく思っています」
冒頭に4回転サルコーを鮮やかに決めると、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)にも成功。演技後半のトーループの4―3回転は、4回転の着氷がやや乱れながらも3回転をつけて出来栄えで加点を引き出した。「どんな態勢からでも3回転をつけてやると思っていた」と振り返った。
この日はジスラン・ブリアン・コーチの57歳の誕生日。意地の4―3回転は、同コーチへのバースデープレゼントだったか。演技後、島田を指導するランビエル・コーチに会うと、こう言われたという。「あのトーループ絶対に跳ぶと思ったよ。ジスランの誕生日だもんね」――。エピソードを明かした羽生は、柔和な笑みを浮かべていた。
この日のスコアは自身が保持する世界最高得点110・53点にも、今季自己ベストの109・60点にも及ばなかった。「貪欲に上を目指していたので正直、悔しい感覚がある」。2位のエイモズ(フランス)に17・87点の大差をつけ、23日のフリーへ。ネーサン・チェン(米国)が持つ合計323・42点の世界最高得点も射程圏だが、「特に自分にとっては今は意識するものではない。きょうの演技を終えてあらためて感じた。フリーが最後まで気持ち良く滑れるように準備をしていきたい」とスコアへの思いは封印。羽生は、自らの理想だけを追い求めている。
NHKスポーツ@nhk_sports
/ 2019 #NHK杯フィギュア #男子シングル #ショートプログラム #羽生結弦 競技後の大声援 \ 素晴らしい演技に きょうも降りました、#黄色のもふもふ … 演技をノーカット(実況あり/なし)でお楽しみください!… https://t.co/EPVk0cm9QT
2019年11月22日 20:48
Massimiliano Ambesi@max_ambesi
Another 3A of stunning beauty +1 very good height and lenght +1 good take-off and landing +1 effortless +1 very dif… https://t.co/dTC8UG6Mjx
2019年11月22日 21:25
SP後の取材ゾーンでは、残りの現役生活についての質問がとんだ。
「先日、(女子の)メドベージェワ選手が『許されるなら、38歳まで滑っていたい』と話していた。羽生さんはどうか?」-。
羽生は笑みを浮かべつつ「僕はスケートは勝つためにやっているので、やっぱり惨めな姿を見せたくない、というのがすごくあります」。その上で「自分ができるMAXの構成ができなくなったら、辞めると思う」と、現役としての“哲学”を語った。
また、会見でもその精神面での強さの秘訣を問われ「僕も人間なので、弱い時は凄く弱い。ただ、強い自分を皆さんが印象強くもっていてくださることで、常に強くなければいけないと思っている」と心の内を明かし「羽生結弦はこうだよねって、期待してくださるからこそ、強くありたい。人の何十倍もプレッシャーを感じていると思う。心すごく弱いなって思ってしまうけど、弱い自分を見せたくないと凄く思っている」と、羽生結弦が羽生結弦であるための心がけを語った。
まとめページです
追記中…
おやすみなさい