(基本的にGPSに頼りたくないオレはへそ曲りw)
ブルベの場合は基本的にキューシートは各クラブで作成されていますよね。
オレも従来はキューシートを自分の見易いように加工して使っていました。
キューシートの情報で重要なのは距離と交差点情報になると思います。
キューシートを加工するのみの場合は
1.キューポイントナンバー
2.キューポイント間の距離
3.スタート地点または直前PCからの通算距離
4.スタート地点からの通算距離
5.進行方向
6.信号の有無
7.交差点名
8.進行方向先の地名などの案内表示
9.周囲の地形の特徴など
あれれ、大まかに列挙しても結構な量がありますね。
要は
「キューポイント通過後にサイクロコンピューター(サイコン)で○○kmの地点でどちらに進むのか」
という情報を自分で確認し易くするのです。
ただ、それでも実際に使っていると距離や方向の確認がし難いと感じることもあります。
だったらコマ図を使えばいいんじゃね?
と思うもののクラブによっては発行していなかったり、形式も各クラブでバラバラなのが現状です。
参考の為に国内のブルベを主催しているいくつかのクラブのコマ図を紹介してみます。
まずはオダックス埼玉です。
非常にシンプルです。
自動車のラリーのコマ図に似ている気もします。
ただし、自転車走行中に確認するためにはちょっと見難いかもしれません。
この場合の特徴はキューポイントが下から上方向に並んでいること。
キューポイントが近い場合は間違いが起こり難そうです。
次はAJ宇都宮です。
こちらはカラーで用意されています。
進行方向が赤線で表示されているので黒一色よりは分かり易いです。
でも、距離表示はちょっと見難いかも。
こちらも下から上に向かって並んでいます。
次はAR日本橋です。
こちらもカラーですが、進路が黒でそれ以外の道路がグレー表示です。
距離表示は大きめで確認が容易だと感じます。
こちらは左から右方向に並べられていますね。
上記のように各クラブでかなり内容に差があります。
今回はAR日本橋を少しだけ参考にして表計算ソフトで作成してみました。
表計算ソフト?WINDOWSでいえばExcelですが、オレのはポンコツに近いiMac。
Excelを今さら買うのもなんだかなぁ、というわけでLibreOfficeというのを使いました。
会社ではそんなに高度なことをExcelではしていないので結構悶絶しながら入力
出来上がったのはこんな感じ。
しかし、我が家にはプリンターがないんだぜ(爆)(*^^*)
ということでPDF化して、iPhoneに落としてコンビニでプリントです。
便利な世の中だよね。
プリントしたものはこんな感じ。
断裁時に切り易いようにトンボを入れたけど、結果的には使いませんでした
結局、仕上がり線で断裁しました。
こうなるのが分かっていれば余白を入れないで作ったのになぁ。
と嘆いても初回だから仕方ありません。
全て切り出したら今回はこちらのサイズのラミネーターを使用します。
A7サイズはかなり小さいのですが、今回出力したサイズだとちょうどギリギリでした。
冷泉麻子さんのイラストが見える人もいるかもですが、たぶん気のせいだとおもわれ/(-_-)\
ラミネート作業が完了したらパンチ穴を開けて結束バンドでまとめます。
こうしておかないと、番号が振ってあってもバラバラになって使い物にならなくなりますからね。
前回使用していたキューシートとのサイズ比較。
左右幅が約半分になりました。
キューシートは天地方向を詰めて設置していましたが、それでもステムに装着しているとダンシング時に膝に当たります。
普通に走行している場合は問題ないのですが、ストレスは少しでも減らしたいものです。
順序がおかしいと思いますが今回の表示内容です。
大まかな交差点の形状と進行方向。
それと進行先の道路ナンバーの表示と進行先の地名と交差点表示。
それと信号の有無など。
それと距離表示で①がキューポイントの区間距離、②がPC(及びスタート)からの距離、③がスタートからのトータル距離という表示です。
ところで、なぜ総距離とPCからの距離を並べて表示するのか?
これは使う人の好みですね。
PCからの距離を表示しない人もいます。
でも、オレの場合には各PCでサイコンをリセットして0からリスタートするようにしています。
総距離で運用すると距離が伸びるほどキューシート情報とサイコンの距離表示に誤差が発生してきてしまいます。
多少の誤差であれば、頭の中で補正できますが数100kmも走ると次に何km地点を曲がるんだっけ?となり兼ねません。
それを防ぐためにはコマ図に限らず、キューシートの加工でもPCからの距離は入れていました。
オレは大体こんな感じでコマ図を今回は作って使ってみました。
手間はかかるけれど、走行中は確認し易くて情報を見落とすことがなかったですね。
それとコマ図を自作するメリットとしてキューシートの内容を大まかにですが覚えられることがあります。
自分で図形を入力するわけですから、地図なりGooglestreetviewなどで確認が必要です。
面倒ではありますがブルベを完走するための準備と考えて楽しんでみるのがいいと思います。
また、PCでの作成に限定しなくても手書きで用意している参加者もいます。
この場合は油性のマーカーで記入すれば多少の雨でも耐久性に問題はないと思うので、ラミネート不要かもしれません。
最終的には使う人が見易くて間違わない状態であれば書式を問わないというのがブルベらしいような気もします。