今はネットで自分でいろいろ調べることもできるので
当時の状況を思い出しながら耳に残ってるワードをつなぎ合わせて検索していくと、
「胎便吸引症候群」
という病名に辿り着くものの、治療法を読んでも輸血のことが書かれていないので
別の病気も併発していたのかもしれません。
当時わたしは説明を受けていないのですが、それを今さら?誰に?聞いたところで?だよね。
その時は「母体の”ストレス”が胎児に影響することもあるから」と言う理由で濁された。
ストレス。
めちゃくちゃ曖昧で抽象的な理由ですが、その時は何も考えられなかった。
こうしてたら、ああしてたら、たられば言ったところで子どもがもどってくるわけじゃない。
子どもは出産直後すぐ保育器、その後すぐ救急車で搬送されたので、わたしが初めて子どもを抱っこできたのはNICUで息を引き取ったあと身体もきれいにされ急遽用意した肌着を着せてもらってからでした。
出産前の検診で子どもの体重は2600グラムくらいだと言われてましたが、出産時の体重は3200グラム。何故?
生後1週間、治療優先で栄養らしい栄養なんて摂れてないはずですが抱っこした時はかなり重く感じました。そしてそのまま抱きかかえて帰宅しました。病院の出口も一般の方たちが利用する玄関ではなかったです。
家に帰ってからはずっと子どもの側にいましたが、家族はすぐ葬儀の準備をしてたと思います。
10人ほどの身内だけの葬儀なので家で執り行いました。
葬儀もいろいろゴタゴタあったんですがもうどうでもよかったです。
夢であってほしい・・・ただそれだけでした。
不安でした。自分がどうなってしまうのか。
明日からどうやって生きていくのか。生きていけるのか。
なんでひとりで逝っちゃったの?
なんで一緒に連れてってくれなかったの?
残されるなんて嫌だ。残されるくらいなら自分が逝きたかった。死んだほうがマシ。
死にたい。
本気でそう思ってても「どうやって?」って考えるとなかなか方法も思いつかず踏みだす勇気もない。
やっぱり生きてくしかないのか…と。