2014年に読んだ本その2 | あんずの⁑S★L Life⁑

あんずの⁑S★L Life⁑

学校司書の仕事の記録と日常ブログです。
*アメンバー申請は図書館関係の方、ボランティアで読み聞かせやその他の活動をされている方で、可能な限り、ブログを更新している方でお願いします。こちらから確認させていただきます。

■アヴェ・マリアのヴァイオリン (単行本)
読書感想文課題図書高校生向け。バイオリンを通じて、住む国も時代も違う二人の少女が出会った。アウシュヴィッツ収容所、ユダヤ人少女、ただ一人生き残った、苛酷な運命‥‥重たい内容だが、ここに音楽があるだけで何かが違ってくる。毎日の強制労働に出かけていく人々を送り出す音楽は悲鳴や慟哭を掻き消し、一日を無事に過ごして帰ってきた人々には一瞬だけでも安らぎをもたらしたのか。あまりに悲惨な光景には、言葉を無くすが‥‥戦争の道具にされたり、将来の悩み事になったり。音楽の可能性ということについて、考えてしまう作品だった。
読了日:7月7日 著者:香川宜子
http://bookmeter.com/cmt/39382725

■クラスメイツ 〈後期〉
読了日:7月9日 著者:森絵都
http://bookmeter.com/b/4038144208

■おれのミューズ!
話し口調がとても中学生とは、思えない、中学生男子の話。言葉で現すより、絵でささっーと描いちゃうのはすごいな! 人の心を思いやること、大事だね。最後に、作った絵本は世界でたったひとつのもの。俺のミューズ!芸術と愛情と‥‥、たくさんたくさん詰まった濃いものだったでしょう。
読了日:7月11日 著者:にしがきようこ
http://bookmeter.com/cmt/39484391

■なないろレインボウ (teens’ best selections)
なかよしこよしの中学生。虹が好き!という共通項で、友達になれるかも…って初々しくて、可愛いね。中学生になって不安でいっぱいな時期に読んだらきっとホッとするでしょう。みんなおんなじだって!
読了日:7月12日 著者:宮下恵茉
http://bookmeter.com/cmt/39491977

■なりたい二人
将来なりたい職業、あこがれの職業について課題を出され、ペアになっていっしょに取り組むことになった二人は、幼なじみででも今はちょっと離れていたいと思いこんでいた二人だった…。文章は読みやすいし、内容もぴったりくる。やっぱりこの作者のものにはハズレはないわ。回りにいる大人たちもちゃんとしている。しっかりと大人が見守ってくれてる感じがあってよいと思います。
読了日:7月13日 著者:
http://bookmeter.com/cmt/39515725

■かわいいゴキブリのおんなの子メイベルのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)
かわいいピンクの表紙に描かれた美味しそうなイチゴのケーキ。…その上から愛嬌たっぷりのかわいい女の子メイベルが顔を覗かせています。そうか~『かわいいおんなの子 メイベルのぼうけん』なのかーと思ったかたはご用心なされ。「かわいい」と「おんなの子」という単語の間にちいちゃい字で書かれている言葉に!そう。いくらかわいくても、楽しい冒険のおはなしでも、メイベルはゴキ○○。ゴキ○○の女の子メイベルの冒険なのです。話はとてもおもしろおかしく書かれているし、おいしい食べ物を食べたいっていうメイベルの気持ちもわかります。
読了日:7月13日 著者:ケイティ・スペック
http://bookmeter.com/cmt/39519767

■図書室のふしぎな出会い (文研じゅべにーる)
タイトル借り。図書室で出会ったふしぎな少女の正体は…? 真っ当な児童文学だった… 命の大切さ、限りある命だからこそ、思い残すことなく自分のやりたいことをやり尽くす。読んでる子たちが気づいてくれるように…
読了日:7月13日 著者:小原麻由美
http://bookmeter.com/cmt/39523174

■花守の話 (講談社文学の扉)
読了日:7月13日 著者:柏葉幸子
http://bookmeter.com/b/406283216X

■狼ばば様の話 (文学の扉)
読了日:7月13日 著者:柏葉幸子,安藤貴代子
http://bookmeter.com/b/406217488X

■砂漠の王子とタンムズの樹
西日本読書感想画コンクール指定図書中学生向け。妖怪人間ベム、黄金バットなどの脚本家の方の遺作。どうりで知らないはず。タンムズの樹とかあれがまた、けっこう残酷で悪夢を見そうだ(実際見た)。話としてはまあ… 愛する母を殺されて復讐心に燃える王子様が自分を慕う民を連れて、新天地を目指す話。…時々、ちょっと突っ込みたくてしょうがなかったけど。中学生には、オススメしてもいい。こういう話が嫌いじゃなければ。
読了日:7月18日 著者:足立明
http://bookmeter.com/cmt/39638080

■月の上のガラスの町 (シリーズ本のチカラ)
40年前に書かれたとは、思えないほど今読んでも面白い。ソノシートとか、ちょっと懐かしい単語も出てくるが。月の上に作られたガラスのドーム都市でのお話。恋の話もあって、若い17,8歳の女性向けに書いたというのも納得する。今より、少し昔のSFメルヘン童話といった雰囲気。挿絵も、あっている。「アンドロイド・アキコ」「十二さいではいれる大学」など゚‥‥ロマンチックで、せつない短篇集。
読了日:7月18日 著者:古田足日
http://bookmeter.com/cmt/39643217

■わし姫物語 (集英社みらい文庫)
お姫様が書いた、お姫様の物語。年取った王様、お妃さまの間に授かったお姫様は小さい頃からちやほやされて育ち、手のつけられないわがまま姫になってしまう。困りはてた王様とお妃様は、姫を遠い地にある高い塔に閉じ込め、その世話を12羽のわしたちに任せる。原著のままという挿絵も美しく、昔ながらのわがまま王女の物語は心を和ませる。
読了日:7月19日 著者:マリー王妃
http://bookmeter.com/cmt/39664114

■思い出のマーニー〈上〉 (岩波少年文庫)
映画鑑賞の前に‥‥やっぱり、こういう話はぞくぞくするほど好きなのだった。予想通りか?それ以上の何か‥‥か。
読了日:7月20日 著者:ジョーンロビンソン
http://bookmeter.com/cmt/39691322

■思い出のマーニー〈下〉 (岩波少年文庫)
下巻はスピーディーな展開でした。だいたいそんなことなんだろうなと思いながらもやはり最後のへんは興奮しましたね~ やっぱりかと思いながらもなるべくしてなった、というか収まるべきところに落ち着いて。よかったですね~! しめっちやしきに入江(クリーク)、風車小屋と舞台も雰囲気たっぷり。田舎の風景にそこに住む人びと…。アンナとマーニーの物語とともに惹かれます。やはりイギリスのこの舞台じゃなきゃ~!とも思うけれど。みんなが幸せになって大団円。子どもたちには、こんな物語を読んで安心して大人になっていってもらいたい。
読了日:7月20日 著者:ジョーンロビンソン
http://bookmeter.com/cmt/39701484

■やさしい大おとこ
西日本読書感想画指定図書低学年向け。こんな、やさしい大おとこだったらよいよね。感想文だったら外見にとらわれず、その人の中身を見よう!ってところかな?感想画だったら、山の上で大おとこのご馳走かこんで楽しい誕生日パーティーの様子とかね!低学年のこどもたちに大おとこのような、やさしい気持ちが育つとよいね。
読了日:7月21日 著者:ルイス・スロボドキン
http://bookmeter.com/cmt/39714186

■禎子の千羽鶴 (戦争ノンフィクション)
読書感想画指定図書高学年向け。「原爆の子」の像のモデルになった佐々木禎子の物語。実の兄によるもの。原爆症によって、たった12歳でこの世を去らねばならなかった少女の無念が伝わってくる。それなのにどんなに辛くても、家族の前では明るくふるまって心配かけないようにしていた。自分のために働いて疲れている父親のために、病院を抜け出して頭痛薬を買ってきてあげたというエピソードが印象的。人への思いやりの心に充ちていた。千羽鶴を折ることで回復を願ったが果たせず、次の1000羽は家族のために折っていたという。胸が痛む。
読了日:7月21日 著者:佐々木雅弘
http://bookmeter.com/cmt/39724814

■走れ、セナ!
何よりも走るのが大好きな小学5年の女の子セナが主人公。陸上部を解散させられそうになったため、あまり走るのが得意でもないクラスの男子二人を巻き込んで、陸上部を復活させる。陸上のことだけでなく、同じ班になったクラスメイトとのあれこれ、父親がいない自分の家庭環境のことなどいろいろに触れていて好感がもてた。いろんなことがあって、少女が大きく成長する話は心地好いものだ。
読了日:7月22日 著者:香坂直
http://bookmeter.com/cmt/39747354

■魔使いの血 (創元ブックランド)
師匠の家が再建され、貴重な蔵書を焼かれた図書室も新しくなる、ということで。失われた蔵書を補うために、ルーマニアから戻ったかつての魔使いの弟子ジャッドの紹介を受けて、トムは師匠とともにトッドモダンの町へ向かうが‥‥新たな戦いがトムを襲う。このシリーズはいつものことながら、絶望的な戦いを迎えることが多くてハラハラするけど、今回は最後がけっこう簡単に終わった。肩透かしまではいかないながらもああそんなことにと。これから、彼の最大の武器になる?最終巻も12巻ともう後わずか。映画化のこともあるし、後少しは楽しめそう。
読了日:7月24日 著者:ジョゼフ・ディレイニー
http://bookmeter.com/cmt/39790438

■空飛ぶのらネコ探検隊―ひとりぼっちのゾウガメ、ジョージ
第58回西日本読書感想画指定図書中学年向け。のらネコたちが風船の気球に乗ってガラパゴス諸島まで旅をし、ゾウガメのロンサム・ジョージに出会う話。物語だけど、いろんな興味を引き付け、新しい世界へ目を向けるきっかけになるかも。ガラパゴス諸島、ゾウガメのロンサム・ジョージ、ダーウィンの進化論、風船気球のしくみ→パラグライダー、鳥島、アホウドリ、小笠原諸島、グリーン・ぺぺ‥‥いろんな物事が心にひっかかるかもしれない!?文章にちょっとおかしなリズムがあった。悪くないけど。ちょっと昔ふう。
読了日:7月28日 著者:大原興三郎,こぐれけんじろう
http://bookmeter.com/cmt/39896693

■カンヴァスの向こう側―少女が見た素顔の画家たち
読了日:7月30日 著者:フィンセッテホルム
http://bookmeter.com/b/4566024199

■お父さんが教える読書感想文の書きかた
読了日:7月30日 著者:赤木かん子
http://bookmeter.com/b/4426107849

■ただいま! マラング村: タンザニアの男の子のお話 (児童書)
課題図書のため読了。
読了日:8月1日 著者:ハンナ・ショット
http://bookmeter.com/cmt/39990985

■初恋料理教室 (一般書)
京都、町屋の料理教室に通う男性たちの話ですが、身につまされました。手作りの食事の大切さを、おろそかにできないことを改めて実感させられました。ただ食欲を満たすための食事じゃなくて、もっと大切なこと。愛子先生のレシピで作ったお料理の数々…こんな滋養たっぷり、愛情たっぷりなものを食べていたら、ずいぶん物事が違ってくるだろうな、と思わせられました。どの話もよかったですが、やはり佐伯さんの話がぐっときました。よかったです。安心しました。巻末のレシピもよかった。なかなか作れないかもしれないですが、何か作ってみたい。
読了日:8月3日 著者:藤野恵美
http://bookmeter.com/cmt/40055128

■ともだちは、サティー! (Green Books)
課題図書のため読了。
読了日:8月4日 著者:大塚篤子
http://bookmeter.com/cmt/40069201

■ブルーとオレンジ (文学の扉)
ブルーとオレンジ、それぞれの言い分が書かれていたのがよかった。
読了日:8月4日 著者:福田隆浩
http://bookmeter.com/cmt/40073840

■夏の記者
ちょっと昔ふう?
読了日:8月5日 著者:福田隆浩
http://bookmeter.com/cmt/40091881

■ライオンのひみつ
としょかんライオンを思い出しますね。図書館にライオンはよく似合う?
読了日:8月7日 著者:マーガレットワイルド
http://bookmeter.com/cmt/40135893

■ほしをもったひめ (日本傑作絵本シリーズ)
キラキラ、星がきれいな絵本。お話はよくある感じ。
読了日:8月7日 著者:八百板洋子
http://bookmeter.com/cmt/40135904

■金鉱町のルーシー
゙金゙の夢にわくアメリカ、カリフォルニア。女の身で幼い子どもたちを引き連れ金鉱町ラッキーディギンズに移住したウィップル一家のサバイバル歴史物語。西部かぶれの両親につけられたカリフォルニアという名前がいやで、ルーシーと自ら改名してまで東部の祖父母のもとに帰りたがっていた少女が、豊かな自然に富んだこの地の恵みとそこに生きる人々との触れ合いによって変化する。本が好きで、町の男たちに貸していた何冊もの本が返ってきた時、町を再生しようと少女の試みが動き出す。母親とは違う夢になったがそれもまたいい。幸福に満ちた物語。
読了日:8月7日 著者:カレンクシュマン
http://bookmeter.com/cmt/40149588

■ゆきむすめ―ロシアの民話
原画展にて。とてもきれいな色。最後のところが悲しいけど、しょうがない。昔話にはよくあることかもしれません。
できたら、これも購入したかったが雨に濡れたら嫌だしお金節約しなくちゃだしで見送りました。
読了日:8月10日 著者:岸田衿子
http://bookmeter.com/cmt/40217645

■やまのディスコ
原画展にて。
読了日:8月10日 著者:スズキコージ
http://bookmeter.com/cmt/40217692

■エンソくん きしゃにのる (こどものとも傑作集)
原画展にて。
読了日:8月10日 著者:スズキコージ
http://bookmeter.com/cmt/40217730

■ヤッホー ホイホー (講談社の創作絵本)
原画展にて。
読了日:8月10日 著者:スズキコージ,松本猛
http://bookmeter.com/cmt/40217750

■ほね・ホネ・がいこつ! (すごいぞ! ぼくらのからだ)
原画展にて。段ボールで作ったオブジェもあった。
読了日:8月10日 著者:中川ひろたか
http://bookmeter.com/cmt/40217776

■氷の巨人 コーリン
原画展にて初めて見て本を購入しました。「かしこくていじわるな人よりも少しまぬけでもやさしい人のほうがずっとすてきです」やさしくてちょっとユーモラスな巨人はよいな。スズキさんの絵はパワーにあふれ、圧倒されます。
読了日:8月11日 著者:スズキコージ
http://bookmeter.com/cmt/40239880

■消えた王子(上) (岩波少年文庫)
県立図書館の職員の方がこの本を紹介されてて知った。バーネットの書いたものでこんな本があったとは。主人公は12歳にしては老成しすぎ、とも思えるが…それも何となく予想できそうな。この親子の落ち着いた様子と、町の少年たちを率いる足の悪い少年との関わりとが、ある物語を連想させて何だか… とくにラットがマルコの父ロリスタンを崇拝する様子、尊敬のあまり他の者を嫉妬するほどだったという下りでは、あの物語を思い出さずにいられなかった。たまたまだったのだろうけど。きっとこういう昔ながらの話と共通項があるんだろう。
読了日:8月12日 著者:フランシス・ホジソン・バーネット
http://bookmeter.com/cmt/40277293

■消えた王子(下) (岩波少年文庫)
下巻は、二人の少年のヨーロッパの旅路。上巻に比べたらスピーディーな展開なのかもしれないが、「消えた王子」の消息をひっぱることと言ったら。もう旅の半ばで、ラットにもマルコ本人にもわかっていただろうに。最後まで気づかないふりというか、あえて口にしない‥‥みたいなのが上品さを現しているというのか? その過程を楽しめるのならいいのだが。もう少し詳細について明かしてほしい気はしたが、そこは古きよき時代の物語ということでこれはこれでしとしたい。いまどきの小学生がどこらへんまで楽しめるかは?だが。
読了日:8月13日 著者:フランシス・ホジソン・バーネット
http://bookmeter.com/cmt/40308774

■そらとぶこくばん (福音館創作童話シリーズ)
2年1組の黒板が、誰からも利用されないので教室から逃げ出し、王様の食卓を目差して空を飛んでいく。なぜ王様の食卓?いろんな黒板だの卓球台だの板の仲間から大人気なのはなぜ? 黒板のなくなった2年1組はどうなるの?要らないの?最終的に南の島の子供たちのために居残ることになるが、それは必要としている人のところに残るのが幸せということか。文章もリズムよく、特徴ある擬態語と、これはずいぶん作者の色が出ているのだろうね。
読了日:8月13日 著者:ねじめ正一
http://bookmeter.com/cmt/40315097

■徳田さんちはおばけの一家
途中まではよかったが、さいごが…… おばあさんと猫の話が悲しすぎて、なんであれだけのことで許してしまうの?と納得いかない。児童書だからと言って、あんなひどいことをした人間を、私が悪うございました、ごめんなさい!~で、許しちゃうの? シリーズ化してヨシくんが成仏するまでやって欲しかった気がします。
読了日:8月14日 著者:ねじめ正一,武田美穂
http://bookmeter.com/cmt/40333467

■ダーウィンが見たもの (福音館の科学シリーズ)
ダーウィンの進化論が生まれてきた、道筋を描いています。ダーウィンがどういう人でどんなことを考えていたか、絵本ですが、伝えてくれます。進化論が身近に考えられそうな気になりますね。
読了日:8月15日 著者:ミック・マニング,ブリタ・グランストローム
http://bookmeter.com/cmt/40351265

■夏休みに、翡翠をさがした
まさに夏休みにうってつけの本! 自由研究の題材にもなったりして?
読了日:8月15日 著者:岡田依世子
http://bookmeter.com/cmt/40363892

■夕日ヘ続く道 (集団読書テキスト (第2期B118))
県立図書館主催の中高生読書会にて、使用されたテキスト。30分程度読んでから、読書会に入りました。中高生がメインだけど、実際は年代バラバラ。現役中学生は7人中、1人のみ。数年前に?高校生だった若い男女の方、2~3人。あとは40代~60代主婦&教員&学校司書。なかなか面白い意見が出ました。石田依良さんのテキストもよかったですね。ちょっと感動、誘うパターンで。
読了日:8月17日 著者:石田衣良
http://bookmeter.com/cmt/40450236

■さよなら地底人
千福と万寿の兄妹コンビが楽しい!地底人というのは、兄ちゃんの千福の大ボラなんですが、それを信じてしまう妹の万寿ちゃんもいいな。また万寿の友達の陽子ちゃんも憎めないうそっこ、楽しいですね。関西弁で書かれたお話というのもポイント高い!関西弁でうそつかれたら、漫才みたいで、何となく許してしまいそうですね。
読了日:8月18日 著者:高科正信
http://bookmeter.com/cmt/40444225

■さよなら宇宙人 (ものがたりの庭)
姉妹編は、万寿の友達の陽子にバトンタッチ。三年生になった、二学期の途中から転校生が‥‥!という話。またまた大ボラふき登場。アルフ星第3惑星からやってきた宇宙人ー!と名乗る男の子。でもこの子、星野くんは本当は‥‥というお話。作文が得意で、うそっこを書くのが大好きという陽子、同じうそでも、地球の外からきたと言い張るようなうそはダメだよ、気持ちはわかるけどね、とやさしい目で見ているところとか、ちょっとよかったな。
読了日:8月18日 著者:高科正信
http://bookmeter.com/cmt/40444227

■語りつぐ者
2014年読書感想文課題図書中学生向け。題材が、アメリカ独立戦争と日本人には少々馴染みが薄いものだったので、どうかな?と思ったが。もう少し歴史を補足して、広い視野でもって眺めたら変わってくるのかも。何をやっても失敗してしまい、役立たずと思われているのではないかと危惧している、二人の少女が次第につながっていく過程は、中学生にも共感を抱きやすいのでは?個人的には、エリザベスの章が物足りなく思った。ズィーのパートと交互に描くことで効果を狙ったのだろうが、ちょっと落ち着かなかった。こういう構成の物語は難しい。
読了日:8月18日 著者:パトリシア・ライリーギフ
http://bookmeter.com/cmt/40448951

■読書会をひらこう (学校図書館入門シリーズ 16)
著書の方が講師の先生として、県立図書館で読書会を開くというので、勉強のために読みました。実際の読書会もこの通り行われました。中高生メインだったのですが、いい意見に触れることができて新鮮でした。先生、たくさんの荷物を持って来られて、なんだろ?と思ったら、たくさんのお菓子とジュースでした。本に書いてあった通りでした。あと読書会で同窓会とかもいいな~そんな同窓会だったら参加してみたいものだけど。高校で読書会していた生徒らも羨ましい! また何かで参加してみたいです。一般の方との読書会もいいなあ。
読了日:8月18日 著者:長尾幸子
http://bookmeter.com/cmt/40454727

■ハートにプライド!卓球部
みんなそれぞれ成長してきて、いい感じになってきた。小山くんも、部長として頑張っている、時々おちゃらけちゃうのも小山くんの持ち味。レギュラー落ちして落ち込みながらも、自分を奮い立たせ、亀中男子卓球部のチームのみんなのために頑張ろうとする姿、いいんではないの!「仲間と本気になる」「本物のプライドって、何かに本気で立ち向かったときに生まれるんじゃないかな」半分、先生の言葉入ってますが。さぁ!次は目指せ、二回戦!ですね。
読了日:8月19日 著者:横沢彰
http://bookmeter.com/cmt/40469937

■あしたへジャンプ!卓球部
1年前はあんなに弱かった男子卓球部が、ここまで来れた。技術的なことはともかく、それが一番心にしみる。弱小部でも一人一人が、協力して頑張ってきたからこそ。たとえ結果がついて来なくても、本気でやりたいことを一本やり通してきたことは、いつか必ず成果に結び付くよ。涙、涙の男子卓球部。読んでるこちらも泣けてくる。またいつか!
読了日:8月19日 著者:横沢彰
http://bookmeter.com/cmt/40473001

■緑色のうさぎの話
著者のかいた絵本を見てみたいですね。この絵本もよかったですけども…
読了日:8月19日 著者:道尾秀介
http://bookmeter.com/cmt/40477266

■夏の朝 (福音館創作童話シリーズ)
これよかったです!夏の朝、蓮の花の咲き乱れる池で起こる不思議。亡くなったおじいちゃんの法要にきて、叔母さんの片付けの手伝いをするために、しばらく泊まることになった莉子。古代蓮というのは初めて聞くけど、紅色の花弁と匂いたつ香り、想像してしまいます。そんな中で起こった、莉子とおじいちゃんとの再会シーンは、またさらに郷愁を誘いますね。次から次へ時代が遡っていくにしたがって、どれほどの物が失われてきてしまったんだろう、って思います。でも変わらず残っているものもある。これから蓮池がどうなるか?できれば残って欲しい。
読了日:8月20日 著者:本田昌子
http://bookmeter.com/cmt/40499412

■ハングリーゴーストとぼくらの夏
読み終わった今日が8月21日だということに驚いた。やっぱり、物事はどこかでつながっているのかもしれない。シンガポールの日本人学校に通う朝芽(はじめ)が体験した、人生二回目の神秘。出会ったのは、69年前に生きていたと思われる3人。彼らとの出会いを通し、朝芽は日本人学校のクラスメートとも通じ合い、不思議な植生をもつ熱帯雨林の植物についても深く知ることになった。またシンガポールと日本の歴史的繋がりについても。作品はフィクションでも、書かれた事実は本物だ。児童書だが噛み締めるように味わいたい。
読了日:8月21日 著者:長江優子
http://bookmeter.com/cmt/40522624

■なおみ (日本傑作絵本シリーズ)
怖いと聞いて図書館で借りて読んでみた。内容的には怖くはないけど、等身大の人形を身近において愛でる行為がわからない。しかも日本人形! 写ってる画像も何となくわからないものが多い。わからないということが怖さを助長するのかな?谷川俊太郎さんの文章自体は怖くないが、いろいろ想像してしまって、というのはあるもしれませんね。最後の、人形が死んでしまって‥‥の下りは、少女が大きくなって人形を構わなくなったってことなんでしょうね。で、また次の女の子に渡すとか。怖いねぇ!やっぱり。こうして人から人へ受け継がれ永遠に?
読了日:8月22日 著者:谷川俊太郎
http://bookmeter.com/cmt/40544870

■ゾウと旅した戦争の冬
昔うちの庭にはゾウがいた、介護施設に暮らす老婦人リジーが9歳のカール少年に話しかけた。これがはじまり。それから老婦人はカール少年とその母親の看護師に語り出す。第二次世界大戦下のドイツ、空襲にあったドレスデンの町を離れ、動物園から連れ出したゾウとともに逃げていく母と二人の子どもたちの物語を。戦争ものだが、心が温まった。ゾウのマレーネがいたから、家族は絶望せずにすんだ。敵兵だったペーターとの出会いも家族にとっては救いだった。だからこそ暗闇のなかに光が見えた。人と人とはわかりあえるのだと、物語は教えてくれる。
読了日:8月22日 著者:マイケルモーパーゴ
http://bookmeter.com/cmt/40549164

■狐さんの恋結び
前作読んでからだいぶ間があいたので以前感じていた、ドキドキ感や期待感は薄れていた。狐さんは恋に破れて落ち込んでるし。新キャラ、春菜ちゃんは好感が持てた。家政婦の七瀬さんとのやり取りなど今時、時代錯誤な感じではあるが。これから狐さんと春菜ちゃんのカップルになっていくのかな。前作の主人公も出てきて、誤解が解けたようだったのに、これではまるで‥‥もしも続きがあるなら、また未練がましくぐだぐだやってそうで、先が思いやられる。烏と揚羽さんはいつの間にハッピーエンド?視点違うと出てこないから、ピンと来ない。
読了日:8月24日 著者:北夏輝
http://bookmeter.com/cmt/40606217

■いとみち 二の糸
ずいぶん久しぶりに読んだので、忘れてたこともあったけど楽しく読み終わった。いとも高校二年生になって、メイドさんとして成長した部分はあっても未だにご主人様の発音もあやしかったり、高校生としても友達の早苗と中違えしてしまったりと未完成な感じ。でもそれがいい。写真同好会も始まって、大型新人の登場から、あわやの危機から救出されたり、右手の人差し指がむずむずする‥‥初めての恋の予感などなど‥‥盛り沢山の内容にひきこまれる。智美さんの上京は寂しいけど、いとの将来はどこに!?と、ますますひきつけられ、目が離せない。
読了日:8月25日 著者:越谷オサム
http://bookmeter.com/cmt/40634147

■職員室の日曜日 (わくわくライブラリー)
図書室の日曜日だけ読んでました。楽しいお話ですね。
読了日:8月26日 著者:村上しいこ,田中六大
http://bookmeter.com/cmt/40658407

■お父さんの手紙 (つのぶえ文庫)
ペーターのお父さんラズロは、子供の頃から無鉄砲な性格で、20歳の時にドイツから遊びに来ていた16歳のダリアと恋におち、あっという間に赤ちゃんができ、結婚式をあげ、ペーターが生まれた。時代は1930年代、ナチスドイツによる戦争の影か色濃くなっていった。けれど、ペーター少年のまわりでは違った。お父さんのラズロ、ハンガリーにいるおじいさん、家政婦のテア、その他たくさんの人々の愛情に包まれ育っていく。毎週、お父さんから送られてくる手紙が突然、手書きからタイプライター打ちの手紙に変わったこと考えたら‥‥愕然となる。
読了日:8月27日 著者:イレーネディーシェ
http://bookmeter.com/cmt/40690237

■アンのゆりかご―村岡花子の生涯 (新潮文庫)
電車内読書ということにしていて、やっと読了しました。 細切れに読んでたので長く感じたけど、読みやすくてよかったです。 アンシリーズや他のモンゴメリ作品を読みたくなってきます。 村岡さんが、こんなにまでして守ってきたアンの物語です。 大事にしなければ。
読了日:8月28日 著者:村岡恵理
http://bookmeter.com/cmt/40699514

■風の誘い
老人に頼まれ、インドを旅して、ひなげしの花の絨毯を探して歩いた「わたし」が出会った不思議な物語。儚く消えた幻のようなお話でした。こねみゆらさんの挿し絵の雰囲気がまた素敵です。
読了日:8月28日 著者:茂市久美子
http://bookmeter.com/cmt/40714076

■八月の髪かざり
行ってきます!と元気よく出かけた姉が戻らない。父の敵を打つのだと勇ましく言ってのけた姉が、自分が戦死したら妹の久江さんにあげると言った木彫りのヒマワリの髪かざり。8月6日、あの日に出かけたまま戻らなかったお姉さんを、まだ帰らないだけといつまでも待っている妹。こんな悲惨な話は数限りなくあるんだろう。作者自身が被爆しているだけに、胸にせまる。お人形にこめられた思いは、亡くなった方に伝わったろうか‥‥
読了日:8月28日 著者:那須正幹
http://bookmeter.com/cmt/40718783

■なぞなぞのすきな女の子 (新しい日本の幼年童話 5)
なぞなぞの好きな女の子とマヌケなオオカミのやり取り、楽しい。勤務校には、この本なかったので入れました。挿し絵もかわいいし、オオカミとのなぞなぞのかけあい楽しんでほしいですね。
読了日:8月29日 著者:松岡享子
http://bookmeter.com/cmt/40749550

■町家えほん (たのしいちしきえほん)
町屋の構造がよくわかる、知識絵本。京の雰囲気たっぷりと「おいでやす」と案内されるような感じで、行った気になる。上から見た図もあるのでわかりやすい。町屋はいろいろな工夫をされて作られていて、昔の家でも不便なく住みやすいようになっていたんだなと感心することばかり。
読了日:8月31日 著者:
http://bookmeter.com/cmt/40786725

■ゴールデンドリーム―果てしなき砂漠を越えて
作者の最後の作品らしく、読み応えのある冒険譚だった。主人公は夢見がちで、叔父さんに大損をさせて故郷を飛び出し、怪しげな地図をもとに冒険の旅に。架空の世界だが、雰囲気的にはイタリアの街から東方の地へ、という感じ。主人公のカルロの仲間になった面々の個性の強さにはニヤリ。とくにバクシーシュ!抜け目なくうまくやるところもあるのに、真のところではいい人。よかった。
読了日:9月1日 著者:ロイドアリグザンダー
http://bookmeter.com/cmt/40817681

■夏の魔法: ペンダーウィックの四姉妹 (Sunnyside Books)
最初に自分が思っていた感じとは違っていたが、これはこれでよかった。四姉妹は現代の四姉妹だったし。姉妹もそれぞれ個性があり、それがまた魅力だ。魔法とタイトルにあるけれど、それは夏がくれたいろんなもの、それらが魔法のように輝いて…ペンダーウィック家の四姉妹に優しくさしかけてくる。一夏すぎて、姉妹もお屋敷の坊っちゃんジェフリーも一歩前進!すごいね。
読了日:9月1日 著者:ジーンバーズオール
http://bookmeter.com/cmt/40836273

■ペニーさん
おとなりの畑を荒らしてしまって、償いのためペニーさんに変わっておとなりの畑で働くことにした動物たち。時々いたずらもするけれど、ペニーさんに対する愛情はぴかいち。こっそり真夜中、真っ暗ななか働いている様子の絵(真っ黒なページ)が、気がきいていて面白い。確かに見えないものね。動物たちを家族と思って愛を持って接しているペニーさんもいい。その日食べていけるだけのものがあれば、他には何にも要らないというペニーさんのような生活。いいんではないの?
読了日:9月2日 著者:マリー・ホールエッツ
http://bookmeter.com/cmt/40850376

■ペニーさんと動物家族
いたずらな動物たちは、農業祭で大騒ぎを起こしてしまう。観覧車に乗りたかった動物たちはペニーさんの出品物が一番かどうか?真夜中に抜け出し、こっそり偵察をする。動物たちのはずれた思惑とその後の顛末が面白い。最後がめでたしで終わるのはいいものだ。白黒の地味な絵柄が、だんだん愛しく感じられてくる。素朴な世界を楽しみたい。
読了日:9月2日 著者:マリー・ホールエッツ
http://bookmeter.com/cmt/40850440

■ペニーさんのサーカス (児童書)
第三段で完結編だそう。相変わらず、動物たちは騒動を巻き起こすが、何らかの幸運が働いてその前の失敗をも上回るほどの幸せな結末。そこには、ペニーさんの動物たちに対する愛情の深さがあるのは、言うまでもない。やっぱり子供たちには、こういう、めでたしめでたしのおもしろおかしいお話を教えてあげたい。絵の感じが、前ニ作品とは違っている。前は版画ふうだったが、こちらは優しい感じの鉛筆画。実際のサーカスにあるものを博物館でスケッチされたようで、楽しいサーカスの雰囲気がよく出ている。
読了日:9月2日 著者:マリー・ホールエッツ
http://bookmeter.com/cmt/40850553

■しょうてんがいはふしぎどおり
昔ながらの商店街には、不思議なことがいっぱい!素朴な絵がいい。
読了日:9月4日 著者:内田麟太郎,村田エミコ
http://bookmeter.com/cmt/40900347

■クジラにあいたいときは (講談社の翻訳絵本)
想像力だねぇ?クジラにあいたいときには‥‥‥やさしい色合いの絵本。大人向けかも?
読了日:9月4日 著者:ジュリー・フォリアーノ,エリン.E・ステッド
http://bookmeter.com/cmt/40900847

■ゼバスチアンからの電話[新版]
復刊された作品。現代にも通じる話と思う。ザビーネが最後、ゼバスチアンに電話をかけようとする場面で終わっているが、かけることができたのだろうか?きっと‥‥と思うが。これから自分が進むべき道をよく考えて決めることは、大事なこと。思春期のザビーネはもちろんザビーネの母親にとっても。封建的な夫からの支配を逃れ、自立する道を選ぶこと。自分の人生を人任せにしないこと‥‥それはものすごく重要なこと。ザビーネもヴァイオリン一筋のゼバスチアンに、自分だけのものを持って対応することができるように。願ってやまない。
読了日:9月7日 著者:イリーナコルシュノフ
http://bookmeter.com/cmt/40982263

■平安女子の楽しい!生活 (岩波ジュニア新書)
平安時代に生きる女子や男子たちのことを、衣食住から細かく、またくだけた表現で解説している。どんなくだけかたかと言うと、和歌のやりとりのことをメールとし、恋文はラブメール、花や松の枝なんかを結んで送る文をデコメや絵文字、平安貴族の装束の名称をインナーやダボパン、トップスやボトムなどなど‥‥驚くべき新表現!それがいいのか悪いのかは置いといて、当時の風俗や生活、平安女子たちの描いていた夢や恋の話など、わかりやすく共感できるように描写した点は評価される。中高生どころか小学生にもわかる内容。オススメします。
読了日:9月8日 著者:川村裕子
http://bookmeter.com/cmt/41007930

■うなぎのうーちゃん だいぼうけん (福音館の科学シリーズ)
以前、読んだ『ウナギのひみつ』はヨーロッパうなぎのことを書いたものだったが、ついに日本うなぎの本が!よかったです。これは科学的であるのと同時に、小さな子どもにもわかりやすく、また親しみやすく書かれているのがいい。知られざるうなぎの生態について、一歩進んで解明できたようで嬉しい。見開きにうなぎの大きさを比較して書かれているのもGood!
読了日:9月9日 著者:くろきまり
http://bookmeter.com/cmt/41034180

■学校ななふしぎ
夜に学校にいってはいけません。もし行ったらね…と、コワオモシロイ学校ななふしぎ絵本。ちょっとトラウマになるかもね?
読了日:9月9日 著者:斉藤洋
http://bookmeter.com/cmt/41034575

■ピーター
色彩ゆたかな絵本。お母さんの誕生日にプレゼントをあげたい男の子ピーターのお話。読み聞かせるよりはじっくり読みたい絵本。好きな場面を切り取って、額縁の中に入れて鑑賞したいほど。フユザクラのような素敵な木がある庭を持ってみたいものだ。
読了日:9月9日 著者:バーナデットワッツ
http://bookmeter.com/cmt/41035116

■おばけのきもだめし (えほんのぼうけん)
おばけだって、おばけが怖い。えんまさまに言いつけられ、おばけたちがきもだめしを…! 山本孝さんの絵はホントおもしろい。文章の内田麟太郎さんともいいコンビ。楽しく読めるおばけ絵本。
読了日:9月9日 著者:内田麟太郎
http://bookmeter.com/cmt/41035402

■ねこくん いちばで ケーキを かった――ロシアのわらべうた
ロシアのわらべ歌と昔話一編。ロシアのお母さんたちは、こんな手遊び歌を歌いながら子どもを育てていったのだな。見開きで文章と一体化した絵もいい。まさにロシアの雰囲気そのもの。
読了日:9月9日 著者:
http://bookmeter.com/cmt/41035643

■みしのたくかにと
読了日:9月10日 著者:松岡享子
http://bookmeter.com/b/4772101497

■石を抱くエイリアン
途中までは、何でもない中学3年生の受験、青春という雰囲気で進むが、文化祭のクラス展示で原発のことをやることになったところから、緊迫感が生まれ始める。そこからずっと3月まで心がざわついたまま時がたつのを待つという感じに。鉱物好きで、ちょっと変わったところのある男子、偉生は、姉さんがあだ名の、主人公市子に告白するが‥‥あの日起こった震災により全てが断ち切られてしまう。しかし時は容赦なくずんずん進む。1995年生で震災の年に中3だった彼ら‥‥希望が見えない中、まっとうに生き抜く力を手に入れてほしい。
読了日:9月13日 著者:濱野京子
http://bookmeter.com/cmt/41128033

■アーデン城の宝物
懐かしいネズビットの未訳のファンタジー作品。アーデン城の後継ぎが、10歳になるまでにアーデン卿となり、正しい呪文を唱えれば宝物を見つけることができる。そんな夢のような冒険を、二人の姉弟が繰り広げる。案内役は言葉を話す白いモグラ、モルディワープ。普段は見えない屋根裏部屋に並んだ箱の中から取り出した様々な時代の衣装を身につけ、タイム・トラベル!正統派ファンタジー。挿し絵もどこか懐かしい雰囲気たっぷりで、幼い姉弟の微笑ましい会話も楽しい。続編が楽しみ!今度こそ間違いなく宝物を発見できますように!
読了日:9月16日 著者:E・ネズビット
http://bookmeter.com/cmt/41212332

■10歳からのデジタル・シチズンシップ
「見知らぬ外国の島の市長から、俺たち3人にナゾの電子メールが届いた!」(帯より)小学生が安全にデジタル世界を歩くための基本を、物語形式で描いています。現実の世界とも呼応して、いろいろな問題をわかりやすく説明。ただ唐突に話がはじまる、というちょっとわけのわからない部分はあったが。それは、ネット世界のことを学ぶこととはまた別の問題だから‥‥電子メールのしくみを、黒玉と白玉を組み合わせて触りながら理解していく場面など、大人でもそうだったのか!という感じで面白いと思います。
読了日:9月16日 著者:清水譲治
http://bookmeter.com/cmt/41218925

■ひゅーどろどろ かべにゅうどう―おばけとなかよし
壁に穴があいてたら?きっと指を突っ込んじゃうよねえ?そんなこどもの心理をついた、楽しいおばけのお話。この度、勤務先の小学校に入れたので紹介したい。一部分だけ読み聞かせるのもいいかな。
読了日:9月16日 著者:角野栄子
http://bookmeter.com/cmt/41219246

■ダンダンドンドンかいだんおばけ―おばけとなかよし
階段の上と下には、ダンダンとドンドンというかいだんおばけが住んでいる。「くさ きも ねむる うしみつどき。おばけの じかん」に、おばあちゃんが階段の上まででかけていって、ダンダンドンドンのふたごのおばけにしたお願いは‥‥?こどもの視点でつづいていくお話。ダンダンとドンドンという、階段を上りおりする時の擬音がおばけに!っていかにもこどもが考えつきそうでとっても楽しい。
読了日:9月16日 著者:角野栄子
http://bookmeter.com/cmt/41219357

■グレッグのダメ日記
小学生に人気の本を読んでみんとす‥‥納得しました。以前、1巻だけ読んだと思っていたけど、嘘でした。いや勘違いでした。横文字の羅列とマンガという軽さに拒否感強くダメだったんだわ。今回は図書館で読了。途中、寝そうになったが、何とか読みました。グレッグ、ほんとにダメなやつ!だけど、憎めないのかしらん?ロウリーをかまっちゃうところとか、ちょっとあーあと思うけど、最後はちょっとよかったんじゃ?ほんとこどもって、ああいう意味もなく、きたないとか言って囃し立てるのよね。小学生の頃を思い出しますね。
読了日:9月18日 著者:ジェフキニー
http://bookmeter.com/cmt/41265827

■はいチーズ
図書館で読みました。人の食べてるものは美味しそうに見えちゃうという法則?お母ちゃんもいい味だしてます。さぞかし癖のあるチーズだったんでしょうねぇ!
読了日:9月18日 著者:長谷川義史
http://bookmeter.com/cmt/41306423

■ファイト! 木津西高校生徒会
三流高校に特待生として入学した一輝が何の間違いか?生徒会長に担がれて‥‥あれよあれよという間に、不祥事の償いに献血車呼んで全校生徒に献血運動やったり、女子トイレにオトヒメつけたり。勉強以外のところで全力尽くすようになっていた。最後は野球部の「甲子園へGO!」かけての応援合戦!受験勉強ばかりに明け暮れるのだけが高校生活じゃないって、再認識させてくれる。一輝も四年目をともに過ごしてくれる人見つかったようで、めでたしめでたし!絵に描いたような青春物語。作者の本もこれで4冊目。大分こなれてきたようでよかったわ!
読了日:9月20日 著者:本田有明
http://bookmeter.com/cmt/41315181

■いとみち 三の糸
三部作で完結編。大満足でページを閉じました。いとっちの成長ぶりには涙です。何に対しても一生懸命ないとっち、愛しさ全開ですね。とはいえやっぱり続編希望!いとっちの大学生活はもちろん、三味線の後輩、新人メイドのこまっちも、二号店の開店も、おばあちゃんの○○○姿も!写真部の後輩、鯉太郎くんとの恋の進展も、みんなみんな見たくてたまらない。それほど熱く、津軽の地に萌え出た物語です。今はめでたしめでたし!よかったよかった!嬉しさの二乗ですね!
読了日:9月22日 著者:越谷オサム
http://bookmeter.com/cmt/41370664

■豆の上で眠る
途中までは先が気になってひきこまれるものがあったのだが。種明かしをされたら、肩透かし食ったように感じて、なんだそれって思った。本ものって、何ですかーーー?結衣子が一番、辛い立場に立たされてしまって、これからどうなるのか?わからずに終わってしまい、モヤモヤ。
読了日:9月23日 著者:湊かなえ
http://bookmeter.com/cmt/41417457

■ぐりとぐらのかいすいよく (こどものとも傑作集―ぐりとぐらの絵本)
昨日、ぐりとぐら展にて。うみぼうずが水泳のコーチ、人間だったというのが意外な絵本。あんなふうに泳げたらいいな、と子供たちにも思われそう。
読了日:9月23日 著者:なかがわりえこ
http://bookmeter.com/cmt/41424682

■おひさまおねがいチチンプイ (日本傑作絵本シリーズ)
ぐりとぐら展の帰りにブックオフにて購入。子どもってこうだろうな、と思うすがた。
読了日:9月23日 著者:中川李枝子
http://bookmeter.com/cmt/41424727

■絵本 カスピアン王子のつのぶえ (ナルニア国ものがたり)
読了日:9月23日 著者:C.S.ルイス
http://bookmeter.com/b/4001112078

■こやぶ医院は、なんでも科 (おはなしみーつけた! シリーズ)
今日は学校に行きたくない!うんうん、その気持ちよくわかるよ。お母さんから学校はお休みなさいって言われてラッキーと飛び上がったんだよね。でもだぁれもいない知らないお医者さんにやられてひとりぼっちで待つことになっちゃって、すごい後悔したんたよね。後悔のあまり、胸はドキドキ、頭はズキズキ。でもこのさやちゃんの他にもいた、もうひとり?きつねの子こんたくん!こんたくんに付き添って、こわいお医者さんこやぶ先生の診察室に。二人で向き合って小さくなって、とうとう仮病がばれちゃって‥‥夢か現か、子供心がよくわかるお話。
読了日:9月24日 著者:作・柏葉幸子
http://bookmeter.com/cmt/41423405

■ぬいぐるみおとまりかい (えほんのぼうけん (63))
図書館の人気イベントを絵本化。ほのぼのとあたたかい絵柄、優しい。こどもの表情もよかった。こんなあたたかいイベントを催してくれる図書館員の方に感謝。
読了日:9月24日 著者:風木一人
http://bookmeter.com/cmt/41424776

■希望の牧場 (いのちのえほん23)
読了日:9月28日 著者:森絵都
http://bookmeter.com/b/4265006337

■そっといちどだけ (絵本・いつでもいっしょ 30)
盲導犬と人間との間にかけられた絆を描いた絵本。飼い主にほめられたら嬉しい、喜びだというのがなんだか切ないです。こんな一途に、最後の日まで奉仕するという盲導犬の一生が哀れにも思えてきてしまいますが。それも、彼らにとってみたら、それこそが使命、人間のために尽くし生きるのが、と。本当に切ない、涙なしでは読めない本です。
読了日:9月29日 著者:なりゆきわかこ
http://bookmeter.com/cmt/41561630

■となりのせきの ますだくん (えほんとなかよし)
朝、起きると学校へいけない女の子みほちゃん。そのわけは、その子のとなりの席のますだくんがいじわるをするから。みほちゃんはますだくんが怖くて怖くて・・・っていうほのぼのしたお話。さいごに、怪獣のカッコだったますだくんが、ちゃんと人間の男の子のすがたに変わったところがおもしろい。怪獣みたいにこわい男の子だったますだくんが、やさしい人間の男の子に変わった瞬間かな?
読了日:9月29日 著者:武田美穂
http://bookmeter.com/cmt/41561710

■ノラネコぐんだん パンこうじょう (こどもMOEのえほん) (コドモエ[kodomoe]のえほん)
読了日:9月29日 著者:工藤ノリコ
http://bookmeter.com/b/459276157X

■ふしぎ駄菓子屋 銭天堂
その駄菓子屋は普段は、どこにもないのに、誰かが何かに困ったとき、願いごとがあったときに、ふっと商店街の片隅にあらわれてその人を導くように存在感を主張しています。ここで売られているのは、ちょっとふしぎなお菓子ばかり。それをよく気をつけないで食べてしまうと、いろんな困ったこと、奇妙なことが起こってしまいます。中にはとんでもない事態を引き起こしてしまう、危ないお菓子もあり、油断できません。子どもの本ですが、大人でも楽しめます。一見お婆さんみたいだけど肌は白くて意外なほど若々しい、銭天堂の主、紅子さんの魅力も。
読了日:9月29日 著者:廣嶋玲子
http://bookmeter.com/cmt/41570032

■パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 盗まれた雷撃
ハリーポッターとギリシャ神話を足して二で割る?みたいな薄っぺらさ?抽出されて出てきたものはアメリカン?以前、映画を見たけど、全く忘れてて、原作とどう違うのかわかりません。主人公は確かに12歳じゃなかった気がする!?この話を読んでも、全然12歳とは思えません。面白くないわけじゃないけど、かと言ってのめり込むような面白さには欠ける気がしますね。勤務校に買ったけど続きは読むかどうだかわかりません。ここからギリシャ神話に興味を持つ子が出たらいいなとは思う。
読了日:9月30日 著者:リックリオーダン
http://bookmeter.com/cmt/41622910