パリ五輪の開会式は大雨、
あの雨はテレビで見るよりはるかに激しい土砂降りだったと現地にいる安住アナがラジオで言ってました。
そして山形、秋田でも豪雨。さらに今週も大雨の予報。しかも北海道までと。
これ以上、被害が大きくならないようにと祈るばかりです。
先週の北海道での3日間は、お天気に恵まれたのは日頃の行いが良いから?
一度も傘をさすことなく、ほどほどの暑さで支障なく動けました。
3日目、ホテルをチェックアウトし
駅前で荷物を預けてからバスで向かった先は「にしん御殿 小樽貴賓館/旧青山別邸」。
路線バス「小樽水族館行き」に乗り込み、最寄りのバス停祝津3丁目で降りる。
ほぼ満員のバスだったのに、下車したのは私たち二人だけ。
小樽駅前から20分ほどなのに、ひなびた漁師町って感じで、こんな所に貴賓館⁉️といささか不安に。
貴賓館の案内板を見つけ、それに従い坂道を登ること7、8分。
今ごろ、あじさい⁉️
やはり、ここは北海道ですね。
邸内を見学する前に
先ずはあじさい庭園へ。
そして、
いよいよお屋敷を見学させていただきました。
大正時代、最高の素材と匠の技で建てられた旧青山別邸。現在は国の有形文化財に登録されています。
青山家は祝津の網元で、にしん漁で巨万の富を築き上げたそうです。
高台にあるので二階からは海を遠望出来ます。
現在の価格に換算して総工費30億円といわれる豪邸は、まさに金に糸目をつけずに建てられたようです。
残念ながら邸内は撮影禁止なので
しっかりと目に焼き付けて来ました。
18室ある各部屋の襖絵や書、
純和風建築の中には大正ロマン風な洋室もあり、
枯山水の庭園も。
当時、ここ小樽でどれだけにしんが獲れたかがわかる写真が展示されていて、
「にしん御殿」と呼ばれることに納得でした。
一時は空き家になっていたこの屋敷を買取り、修復して国の文化財として登録した現在のオーナーの思い入れがわかるような手入れの行き届いた建物です。
再び路線バスに乗り、
小樽駅を経由して向かったのは
日本銀行旧小樽支店。
現在は金融資料館となって公開されています。
この、外壁は石造りかと思いきや、レンガの表面にモルタルを塗り、石造り風に仕上げているとはちょっとびっくり。
館内は建物のつくりや辰野金吾氏、そのもとで設計を実質的に担った長野宇平治氏の業績を紹介するコーナーや、
この周辺がかつて「北のウォール街」と言われたほど銀行が建ち並んでいた様子が再現されていたり。
さらに、金融資料館らしく、貨幣のこと、物価の安定に関する仕事等々、お勉強要素も盛りだくさん。
しかし、見所はやはり建物。
昔の重厚な銀行の営業カウンターは懐かしい趣き。
営業場の高く大きな吹き抜けの空間は
圧巻でした。
「北のウォール街」をしばし散歩し、またバス停まで戻ってくると、
社会科見学とおぼしき中学生の団体が到着したところ。すれ違いで良かった。
小樽駅前に戻り、
有名な三角市場を覗くと、ここはインバウンド客でどこもかしこも大行列!
慌てて逃げ出し、セコマで北海道限定菓子をお土産に買い、
最後にお寿司を軽くつまんでから
快速エアポートで新千歳へ。
到着便の遅れで出発が20分遅れたため、
羽田到着も20分遅れたけど無事に帰京しました。