今日も蒸し暑い1日でした。


大雨だったら中止と言ってたけど

幸いにもどんよりとした空ながら

雨には降られず行った先はここ




ところざわサクラタウン内にある

「角川武蔵野ミュージアム」


JR武蔵野線東所沢駅からぶらぶら歩くこと約10分、

緑溢れる東所沢公園を抜けると見えてきたこの建物。



デザイン監修が、隈研吾氏によるこの建物、

「足元深くにある地層から、古代の火山積層物が地表に割り出てくるイメージを建築化した」とのこと。






この建物の手前には水盤があり
蒸し暑さの中に涼を感じる。



奈良美智氏によるオブジェが
いかつい建物に和らぎを添えている感じ。



「角川武蔵野ミュージアム」は
図書館・美術館・博物館を“まぜまぜ”にした複合文化施設とのこと。




ここから入ると2階、
チケットカウンターでチケットを購入して4階へ。


先ずはアートギャラリーで
「高山辰雄展」をゆっくりと鑑賞。
『新潮』『文藝春秋』の表紙となった原画をはじめとして、
ゆとりの空間のギャラリーで外の暑さを忘れる。



そして、このアートギャラリーを抜けた先にエディットタウンーブックストリート。

さらにその先に本棚劇場が登場







約8メートルの巨大本棚に囲まれた図書空間。
スマホで撮るには無理~!としか言えない、まさに圧巻。

ここには主としてKADOKAWAの出版物が収納されている。手に取って見るのは自由だが、手が届かないとこがほとんど。約20,000冊あるそうです。


この本棚を舞台としたプロジェクションマッピングが20分おきに上映され、
これまた不思議な体験が出来ました。


この本棚の裏側には4階から5階にかけての屋根裏的階段空間には荒俣宏氏が蒐集した蔵書より約3,000冊を自ら厳選し配架されている。



再び、ブックストリートに戻ると
そこは新しい本と出会い、新しい連想が生まれる「本の街」。


かつては、学校からの帰り道、職場からの帰り道、時間があれば書店に立ち寄り
新刊書を見たり、話題作を立読みしたり、あまり興味のないジャンルの本もチラッと見たりと、
書店は生活の一部だったことを思い出しました。


今は、街の書店は激減し
生き残った大きな書店にはたまに行く程度。
気になる本はネットで購入という生活になり、たまたま手に取るという機会を失っていたことに改めて気付く。

書店をぶらつく楽しみ、
失われていくのは寂しい限り。


このブックストリートには
館長の松岡正剛氏が監修した世界を読み解くための9つの文脈によって、約25,000冊の本が選書され、隈研吾氏デザインの「違い棚」に配架されています。

所々に椅子が置かれ、
同行の友人とここなら一日飽きずに居られるねと。



と、言いながらも
やがて空腹になり5階にあるレストランにてランチタイム。



白と黒のハンバーグ。
白い方は味噌ベースのソースです。



お腹がいっぱいになったところで
1階のマンガ・ラノベ図書館へ。

ここはさまざまな出版社のコミック、ライトノベル等が収蔵された空間、
若い人で賑わっていましたが、
私も友人も興味なく早々に退出。


外に出ると、まだまだムッとする暑さで空は相変わらずどんより。




我が家までの道のりが遠いので
早目に帰宅の途に。

なかなか面白いミュージアムでした。