ラグジュアリーホテルでの朝、

朝食は和食にするか、ブッフェにするかと迷った末、

オールデイダイニング・オーキッドで朝食ブッフェに。ゆっくりめに行けば空いてるかと思いきや、満席で待たされる。

朝食ブッフェとしては、アジアのリゾートホテルの方がもっとバラエティに富んでいるかなぁって感じ。

ロケーションとしては、窓外に緑は見えけど、昔のテラスレストランの明るい雰囲気の方が好き。これは単なる懐古趣味かも知れませんね。


ブッフェと言っても、朝からそんなにたくさん食べられるわけもなく、

チェックアウトの12時まではまだ時間がたっぷり。



そこで目の前にある大倉集古館へ。

ここは、以前のまま残されたのかと思ったら、ホテルの建て替えにともなって曳家されたとのことにまたまた驚く。





たまたま特別展『浮世絵の別嬪さん』が始まっており、ホテルの宿泊者は無料で鑑賞出来るのです。



肉筆浮世絵の美人画ばかりを取り上げているとのことで、3フロアにわたる展示。

菱川師宣から喜多川歌麿、葛飾北斎に至る著名な浮世絵師たちの作品が並んでいたのですが、

B1の展示室は15禁!にまたまたびっくり。

歌麿、北斎が描いた春画の名品だそうです。これらのほとんどは個人蔵となっていました。







名残惜しくチェックアウトして、足は自然と昔の職場の方へと向かう。

見覚えのあるビルは建替え予定の看板があったり、

いつの間にかすっかり巨大なビルに建替えられていたり。



そして、昔の勤務先の有ったビルは当時の華やかだった面影はなく、そこもまた再開発間近な様子。


時の流れをひしひしと感じ、寂しくなりました。


「超高層のあけぼの」と言われた、日本初の超高層ビル、霞が関ビルが周囲を高層ビルで囲まれすっかり目立たなくなっているのもちょっと寂しく。



文科省のレンガタイルのビルだけが

昔のまま残っているのは、なんか象徴的(笑)



琴平神社も立派な琴平ビルになりましたしね。



そして、実はここも気になっていたのですが



健在でした!



お昼時、入店を待つ人の列があるのは、私が若かりし頃と同じ。

この建物、その当時だって異彩を放っていましたが、

今は道路の向こうは虎ノ門ヒルズビジネスタワー。



虎ノ門ヒルズはいくつものタワーが連なり、

ステーションタワーの地下には虎ノ門ヒルズ駅まで出来てしまうんだから、

森ビルパワーには圧倒されます。



虎ノ門ヒルズも、麻布台ヒルズも

お洒落な店が集結し過ぎ、ディープ過ぎると言うのが正直な感想。



令和ももう6年、

昭和の虎の門を知ってるのは稀少価値あり?