文章が書きたい! -3ページ目

文章が書きたい!

メールでも企画書でもチャットでも、何か文章を書いた時、
「この文章で伝わるか?」「もっと言い回しを変えてみるか?」「この言葉の使い方はあってるのか?」と考える。
そんな、文章を考察している時がもっとも幸せと感じる男が、
文章を書く仕事に就く夢を目指す物語。

小栗旬主演のドラマ「信長協奏曲」のお話。

若干のネタバレを含みます。


ごくごく普通の学生である主人公が、突然戦国時代にタイムスリップしてしまい、

そこで自分と瓜二つの織田信長に出会います。

本物の信長は、主人公に自分の身代わりになってくれと申し出て姿を消してしまう。

“記憶を失った”という体で織田信長になりすまし、

戦国の乱世に巻き込まれていく主人公の物語が始まります。


最初はあまり期待していなかったのですが、これが中々面白かった。


それほど歴史には詳しくないので、

織田信長に関する知識はこれくらいしかありませんでした。

・うつけ者と言われていた

・比叡山焼き討ち

・明智光秀に謀反を起こされ本能寺の変にて自害


歴史系タイムスリップモノの常として、

史実を知り尽くしていると先の展開が分かりすぎてしまう難点がありますが、

幸か不幸か、学が無いお陰で先の展開も楽しめました。

信長協奏曲は、むしろそんな大した戦国の知識が無い人が見てこそ面白いのかもしれません。

もちろん、史実を知り尽くしていたとしても、

この物語ならではの「歴史解釈」で、存分に楽しむ事ができるでしょう。

史実とは違った描き方をしている人物もいるらしいですし、コミックと内容が全く同じではないそうです。


現代からやってきた主人公が、

その場のノリで戦国の世の常も考えず行動した故に良い結果が得られた。

信長協奏曲では、織田信長の奇抜な偉業の数々はその様にして為されたと描かれていきます。

主人公は現代人なので、切腹や戦での人殺しにとても否定的。

その思想を貫こうとしたからこそ家臣らの信頼や数々の結果を得られた訳ですが、

じゃあ比叡山焼き討ちは一体どう解釈するのか、と注目していました。


思わず、なるほどな~ってうなずいてしまいました。

無理矢理なご都合主義ではなく、頷ける内容でした。

そしてそこから先、どうやって本能寺の変に繋がるのか、それも匂わせる展開。

どんな内容なのかは、実際に見て確かめてください。


ストーリーだけでなく、役者さんも中々豪華で素晴らしい。

「木下藤吉郎」役 の山田孝之さん。めっちゃかっこいい。

ずば抜けた知略で数々の戦況をひっくり返す、信長への忠誠心溢れる姿と、

その心の奥底で信長に復讐を誓う裏の顔の二面性の演じ方に震えます。

藤吉郎が後のアノヒトだと知らなかった僕は、後々びっくりしました。


そして何より、序盤で退場となってしまったものの、

圧倒的な演技力に魅入ってしまったのが、「織田信行」役の柳楽優弥さん

信長との普段のやりとりはもちろん、切腹シーンの迫真ぶりは脱帽。

この方を見る為だけでも価値があると言っても過言ではないかもしれません。


非常に面白かった「信長協奏曲」。

ドラマのラストはなんだか微妙な所で終わってしまいましたが、

どうやら劇場版で本当の最後が描かれる模様。

まだまだ公開は先なので、興味がある方はぜひドラマからこの物語を見て楽しんでみてください。

他社の追随を許さない良質なグラフィックのゲームを開発するヴァニラウェア。

そんなヴァニラウェアから2007年に発売された、リアルタイムシュミレーションゲームの「グリムグリモア」。


魔法学校に入学した主人公リレ・ブラウが、

入学から5日後に発生した悪魔による大虐殺事件を、

5日間の時を遡る事を繰り返しながら、事件の真相を解き明かしていくというストーリーです。


このゲームで一番興味を持った部分は、ストーリー……ではなく、属性の相性の設定でした。


バトルは、敵味方お互いが呼び出した「使い魔」によって行われます。

この使い魔には、4つのタイプがありました。


精霊魔法によって使役する、エルフやユニコーンなどの超自然的な存在。

錬金術によって使役する、ホムンクルスやキメラなどの人工生命体。

黒魔術によって使役する、デーモンやドラゴンなどの悪魔。

交霊術によって使役する、ゴーストやファントムなどの死者の魂。


この4つのタイプには、ゲームではおなじみの「弱点・耐性」の概念があります。

4すくみの関係になっている訳です。

じゃあ、どれがどれに強くて、どれがどれに弱いのか。

一見しただけでは、全くわかりません。


火は水によって消化され、水は伝導する雷に弱く、雷は遮断される土が苦手。

と、分かりやすい属性でもない訳で、設定によって理解させなくてはいけません。


ゲーム中では、この様な説明が行われていました。


【精霊魔法】

自然の摂理の体現者である精霊は、摂理に反した存在である霊体に強い。

しかし、精霊すらも解読してしまう錬金術には弱い。


【錬金術】

自然を解析してしまう事で精霊と有利に戦えるが、

魂無き肉体を操られやすいため、黒魔術で召喚される悪魔に弱い。


【黒魔術】

仮初の命を生み出す錬金術に強いが、

肉体を持たない霊魂は誘惑できない為に苦手としている。


【交霊術】

快楽や苦痛を伴う肉体が無い為悪魔の誘惑に強いが、

自然の摂理に反する存在である為、精霊に弱い。


オリジナルの設定ながら、中々わかりやすいです。

火と水ほど単純ではないにしろ、

へぇ~こんな設定なんだ~って興味を沸かせる事で理解に一役買っています。

こうやって、システムと設定をうまく絡められる人が、世界観を作るのに向いているんでしょうね。


完全なオリジナル設定の属性強弱概念において、

今まで遊んだゲームの中でもっとも興味が沸き、もっとも理解しやすかったものは?と聞かれたら、

僕はこの「グリムグリモア」を挙げる事でしょう。


バニラウェアのゲームはシナリオも素敵なので、

「朧村正」や「オーディンスフィア」なども興味があればぜひどうぞ。

物語に登場する敵役には、さまざまなタイプがあります。


ある信念を持って行動を進めた結果、主人公と敵対する事になってしまったパターン。

実は世界の為にやっている行為だが、はたから見れば悪行に見えてしまっているパターン。

一方の陣営から見えたら正義だが、主人公側の陣営から見れば悪なパターン。

私利私欲によって世界を危機に陥れる純粋な悪であるパターン。


テイルズシリーズなんかは、敵役にも何かしら理由がある場合が多いですね。

共感できるような境遇だったりする場合もよくある。


ドラクエは、まさに純粋な“悪”であるパターンが多いです。

世界を征服するとか、世界を混沌に包むとか、

もう私利私欲と言えるのかしら怪しいレベルの悪。

魔族だったり魔王だったり、その為に生まれてきたような連中なので、

分かりやすいと言えばわかりやすいですね。


ただ、人の身でありながら純粋な悪である者は、描くのがとても難しく感じます。

人としての意思や情緒を持ったまま、純粋な悪である姿。

そういう存在に至ってしまった経緯や事情を練りこむ。

そしてその経緯を無理に表に出してはいけない。

この制約の元で魅力的なキャラクターに仕上げるのは、今の僕にはできません。


私利私欲に走る悪役は、どうしても小物感が出てしまいがち。

たぶんこういうのは、「この人物を表す名セリフ」がひとつ思いつけば随分と違うんでしょうね。

元ネタのキャラクターやストーリーは知らないんですが、

「おれは!!おれが想うまま、おれが望むまま!!!邪悪であったぞ!」はすごくカッコイイ。


「魅力的な、純粋な悪役」。

どんどん試しに書いてみよう。