東日本大震災から15年。
わが寺でも東日本大震災犠牲者の位牌を作り、お堂の片隅にお祀りしてあります。
今日はそのお位牌を正面に出してきて、命日の読経をさせていただきました。
いよいよ今年から5年間が第3期復興期間となり、総仕上げになるそうです。
インフラ整備は終わりに近づきますが、被災地の方々の思いは終わりません。
現地の皆さんは、何を拠り所に今日まで来られたのでしょうか。
もちろん人それぞれになにかしらの拠り所にして生きておられるわけですが、安易に使う「悲しみを乗り越える」という言葉への違和感を感じる方は多いようです。
乗り越えるのではなく、「悲しみと共に生きていく」という表現こそが亡くなった方々との共有感がある言葉なのかもしれません。
人の心には、「忘れたい」と「忘れたくない」という二つの思いが同時に存在するのでしょうね。
