弘法大師ご誕生1250年記念青葉祭り in 善住寺 | 善住寺☆コウジュンのポジティブログ☆ 『寺(うち)においでよ』

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但馬、そこは兵庫の秘境。大自然に囲まれた静かで心癒される空間に悠然とたたずむ真言宗の御祈祷と水子供養の寺『善住寺』。目を閉じてください。聞こえてくるでしょう。虫たちの鳴き声 鳥たちのさえずり 川のせせらぎ・・・誰でも気軽にお越し下さい。寺(うち)においでよ!

 令和5年6月15日は弘法大師さまの1,250回目のお誕生日。

 その50年ごとに訪れる大きな節目を記念して、全国の真言宗寺院ではそれぞれに法要が行われていますが、その3日後の6月18日に善住寺でも青葉祭り法要を行うことができました。

 

 善住寺の密教婦人会が主催となり、檀家内の婦人会員に広く呼びかけ、また護持会の役員さま方にも来賓として参列していただき、ちょうど100名で盛大にお祝いすることができました。

 

 「南無大師遍照金剛」と弘法大師さまの名を呼ぶ「御宝号」の旗がたなびいています。

 

 午前8時半ごろになると、皆がだんだんと集まって来られました。

 

 「いいお天気となり、本当にありがたい」と皆が口々におっしゃいます。

 

 役員の皆様は特に早く来て、8時過ぎくらいには会員の方々へおもてなしのために待機していてくださいました。

 

 弘法大師様、1250才のお誕生日おめでとうございます!

 

 堂前で花御堂(はなみどう)のお大師様に甘茶をかけてお祝いします。

 

 甘茶をかけるのは、「お釈迦様やお大師様などの聖人がこの世に降り立つ時に瑞気が満ちて龍が現れ、甘露の法雨を降らせて世の中が平和へ向かう合図となる」という言い伝えがあり、皆がその平和を享受させていただいていることを改めて想うためです。

 

 お線香をお供えし、お大師様に甘茶をかけて、甘茶をいただきます。

 

 役員の山本早苗さんと西村裕子さんが皆様に甘茶をお接待していきます。

 

 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 
 甘茶(あまちゃ)とは、アジサイ科の落葉低木のアジサイ(学名:Hydrangea macrophylla)の変種の若葉を、8月下旬に採取し、日干しして乾燥させた物に、水を噴霧し樽などに詰めて24時間発酵させたものを蒸して揉捻し、再度乾燥させたもの。
 また、それを煎じて作った飲料である。

 

 今日の法要のために、隣町の村岡区和池にある安養寺の西浦住職をお迎えしました。

 

 履物が美しく並び、皆が堂内に入っていきます。

 

 午前中は堂内にまだ涼しさが残っていますが、だんだんと暑くなりそうです。

 

 9時30分、密教婦人会副会長の宮谷恵さんの司会により、青葉祭りの開会が宣言されました。

 

 得度されているお弟子の中村敏さんが「三通三下(さんつうさんげ)」の鐘を打ち、集会所でまつ僧侶たちに参集するよう知らせます。

 

 鐘の音を聞き、集会所(しゅえしょ)より職衆(しきしゅう)が歩みを進めてきました。

 

 鐘が鳴り終わると共に、ご詠歌隊の代表・山本弘子さんの詠頭により御詠歌が始まります。

「善住寺の御詠歌」の声に迎え入れられて「入堂(にゅうどう)」していくのです。

 

 お大師さま、献花(けんか)、職衆の順で本堂内へ入っていきます。

 

 まず、護持会役員の谷岡文彦さんと田村幸史さんに花御堂を運ばれて、お大師さまの入堂です。

 

甘茶をこぼさないように、慎重に運んでいただきました。

 

 本堂所定の場所に設置完了です。

 

 続いて、お大師様にお供えする一対(いっつい)のお花を持った、献花(けんか)のお二人が入堂です。

 

 今回主催の婦人会会長の川中清美さん。

 

 そして、副会長の中井美登里さんです。

 

 本堂内陣で受け取るのは、お弟子の中村敏さんと藤田照二さん。

 

大役をお務めいただき、ありがとうございます。

 

 花御堂と献花が安置され、お大師様が皆の目の前におられることを感じられるようになりました。

 

 最後に職衆の三名が入堂します。

 

 職衆は和池安養寺様、善住寺住職、善住寺名誉住職の三名です。

 

御詠歌隊は法具を鳴らして唄います。

 

それ以外の会員はそれを聞いたり口づさみながら、入堂の儀式を見守りました。

 

 御詠歌が終わり、つかの間の静寂です。

 

 職衆がそれぞれの座坪(ざつぼ)に着き、作法と読経が始まりました。

 

 弘法大師様の誕生を祝い、我々に救いの手を差し伸べて下さることに感謝する、報恩法要の始まりです。

 

 導師は洒水(しゃすい)という「堂内を浄め、皆の身心を浄める水」をそそぎ、脇導師の二人は「讃(さん)」という仏を讃える声明(しょうみょう)を高らかに唱えます。

 

 讃を唱え終わると、妙鉢(みょうはち)を30回鳴らします。

シンバルのような仏具を鳴らすことで、「心を今に向けること」や、「皆の心に仏の響きを入れる」という意図をもった作法です。

 

 妙鉢が鳴り終わると、名誉住職が「慶讃文(けいさんもん)」を読み上げました。

弘法大師様の一生を讃え、我々末徒は人生の拠り所となる教えに出会えたことを喜び、その教えを守っていくことを改めて誓うのです。

 

 そして、弘法大師様が持ち帰った最高の経典である「理趣経(りしゅきょう)」を唱えます。

 

 職衆が読経している最中に、全員に行き渡るようにお焼香を回しました。

 

 香りによって心が浄められるのです。

 

 読経を聞きながら、静かに心を調えていきます。

 

 前半の40分ほどはただただ僧侶の読経を聴いていただいていましたが、後半20分ほどは皆で読める「在家勤行」を一緒にお唱えすることができました。

 

 声を揃えてお唱えすると、とても気持ちいいです。

 

 「青経典」と呼んでいる、出家者ではなく在家者のためのお経です。

 

 光明真言を7回、「南無大師遍照金剛」の御宝号を21回、最後に回向文をお唱えして、読経の終了です。

 

 再び司会が入ります。

 

 御詠歌「誕生和讃」が西村節子さんの詠頭で始まりました。

 

 弘法大師さまのお生まれになった様子を歌にしたものです。

 

 皆さん、素敵なご詠歌をありがとうございました。

 

 ここで密教婦人会長の川中清美さんより皆さまへ挨拶があり、皆さまへの御礼が述べられました。

 

 続いての「来賓挨拶」では、善住寺護持会長・川元勝利さんより、主催側への労いと感謝、これからも護持会と婦人会が力を合わせて善住寺を護っていきたいというお願いをされて挨拶とされました。

 

 職衆が座坪から立ち上がりました。

 

 そのタイミングで西村みよ子さんの詠頭で御詠歌「相互供養和讃」が発声され、職衆をお見送りです。

 

 退堂します。

 

 今回は渡り廊下まで席で埋めていたので、職衆は外を回ったのです。

 

 「長座ありがとうございました」

集会所へ帰ってきて、いい法要になったことを喜びました。

 

 

 予定より10分ほど遅れましたが、いい感じの時間配分で次に進みました。

11時10分より1時間ほど「講話」のお時間です。

 

住職・山地弘純が、「弘法大師の一代絵伝」をお話しました。

 

皆さんには絵を見ていただいて、その内容を住職が説明していくという「絵解き」という方法です。

 

 皆さんにお配りした資料にある絵図は、高野山金剛峰寺のホームページから使わせていただきました。

 

 これは大正5年4月26日に、東京の細川糸子さんが「高野山御開創1100年記念大法会」の記念として奉納された26枚の「弘法大師行状図絵」です。

 

 この絵図はお大師さまのご生涯を描かれたもので、ご足跡や教えが判りやすく描かれています。

 

 皆が1枚1枚絵を確認しながら

 

 よく耳を傾けてくださいました。

 

 一生懸命メモを取る方もありました。

 

 「うんうん」とうなずきながら視線を合わせて下さる方もありました。

 

 時間配分が気になりましたが、うまく1時間で収めることができました。

 

 みなさん、最後まで真剣に聞いてくださりありがとうございました。

 

 後で「お大師様についてこんなに詳しく聞いたのは初めてでよかったです」と言って下さる方もあり、こちらも嬉しかったです。

 

 12時10分に午前中の部を終了。

婦人会員はお昼休憩に入り、宮ノ下荘から発注した「ちらし寿司」をいただきました。

男性陣はお弁当を持って解散されました。

 

 13時10分に午後の部が再開され、「密教婦人会総会」に入ります。

まずは庶務の西村裕子さんが令和4年度の活動報告をされました。

 

続いて会計の山本早苗さんが令和4年度の会計報告。

 

 合わせて会計監査の橘政子さんが監査報告をされました。

 

 令和5年度の活動計画は文書配布はなく口頭で行いました。

 

 会長の川中清美さんが、春と秋の奉仕作業についてや、来年度事業として「移動総会」と称したプチ旅行を予定していることなどを述べられました。

 

 事業報告や会計報告は文書を配布し、皆が確認してくさった結果、承認されました。

 

 総会後は「余興」です。

今回は善住寺中級組の御詠歌披露が行われました。

 
 詠頭は西村節子さん。
 
 節子さんのソロパートが終わったら、みんなが一斉に奉詠です。
 

 25名が息を揃えてお唱えしました。

 

 先輩方も温かい眼差しで見守って下さっています。

 

 初級組の方々は「すごいな~」と思いながら見ておられるのでしょう。

 

 余興を披露すると決まったのが日にちが迫ってからだったので、練習時間も少ない中での本番となりました。

 

 それでも十分心に染み入る素晴らしい奉詠だったと思います。

 

 御詠歌披露の後には、会員の阪本明美さんに「体操」を指導していただきました。

 
 今日も皆さんだいぶお疲れのことでしょう。

 

 みんなが楽しく笑いながら、身体をほぐすことができました。

 

 最後は福引きです。

 

 「今回の大当たりは、高野杉の腕輪念珠に、会員の紀子さんの手づくりバッグなどで~す。」と住職。

当たった方はラッキーでしたね。

 

 司会も最後の読み上げです。お疲れ様でした。

 

 副会長の中井美登里さんが閉会の挨拶です。

今日の感想と謝辞などでしっかりと締めてくださいました。

 

 本当に素晴らしい一日となりました。

 

 お大師さま、ありがとうございます。

ご参加の皆さん、ありがとうございます。

主催の皆さん、ありがとうございます。

感激しています。