豊岡劇場で『杜人(もりびと)環境再生医 矢野智徳の挑戦』を見てきた。
やはり環境再生活動をしている「きらめ樹」の和田康平くんから、わざわざ豊岡劇場のタイムスケジュールまで調べてオススメいただいたので、ぜひ行きたいと思って、なんとか時間を作り出した。
行ってよかった。
とても素晴らしいドキュメンタリー映画だった。
大地の呼吸。
水脈整備に風の草刈り。
水の通り道、風の通り道を作ること。
また新たな視点を教えていただいた。
全ての生き物が、自然に沿った命の循環を支える生き方をしているけれど、人間だけがそれを阻害していること。
コンクリートが大地の呼吸を妨げていること。
それでも、「コンクリートを敵にしない」という言葉が深く心に響いた。
呼吸できる道を作り出せばいいのだ。
大量生産大量消費の社会で、樹が枯れる方がビジネスになるという風潮の中、それに抗うように活動をされてきた人。
全国の山林で行われるメガソーラーや風力発電という再生可能エネルギーのために広いエリアでの森林伐採。
そんな偽りの環境再生ではなく、本当の環境再生を訴え、活動をされている人。
それが環境再生医の矢野さんである。
映画の中では、お寺の桜を再生のために、石垣を崩され、コンクリートをはがされ、少し慌てた様にされていた住職さんが出てくるが、なんとあの玄侑宗久さん。
それでもやはり本質への理解のあるお坊さんだなと思った。
我が寺も例に漏れずコンクリートで固めてしまっているところがかなりある。
今後どうしていくべきかという一つのヒントをもらえた。
これ以上無闇に固めず、大地の呼吸を大切にしていければと思う。
「杜」とは、「この場所を 傷めず 穢さず 大事に使わせてください」と、人が森の神に誓って紐を張った場のことを言うそうだ。
それを守る人たちは素敵だ。





