６月１８、１９日の一泊二日で高野山団体参拝へ行きました。
善住寺の御本山である高野山へできるだけ多くの方々にお参りしていただこうと、毎年但馬の寺院が力を合わせ、大勢での参拝を行っております。
全但バス１４台による大参拝団でした。
善住寺の檀家の方々も１４名が参加して下さいました。
たいへんありがたいことです。
ほんとは善住寺だけでバス一台くらい貸し切れるほどの人数がお参りして欲しいな～と思いますが、春来、柤岡の万福寺様、日高の大岡寺様との同行になりまして、楽しいご縁もいただきました。
高野山の大師教会奥の院、伽藍。
また西国３３箇所霊場の石山寺、三井寺とお参りいたしました。
ほんとうにいいお参りになりました。
高野山の素晴らしさ。
今回改めてそれを教えてくれたのは、ほかでもない、檀家さんからでした。
帰りのバスの中はj女性陣が大盛り上がりで、大きな笑い声に包まれました。
家が近づくにつれて元気になるので、「早くお父ちゃんのところに帰りたいだか？」と茶化したり茶化されたり。
そんな中で若くして旦那さんを亡くされた方は思わず笑い泣きも。
みんながちょっとしんみりしたところに、春来の９０才くらいのおばあちゃんが言われました。
「わしだってな～こんな年だけど、お父ちゃんおらんで寂しいんだで。だけ～高野山にお参りするだで。」
そしてひと呼吸置いてから笑顔いっぱいに言いました。
「でも会えたで！」
ほかの方が僕に耳打ちしてくださいました。
「昨日高野山で夢に出て来られたんですって。」
僕は自分のことのように嬉しくなりました。
あ～高野山って、こういう 場所でもあるんだと実感しました。
僕はこの世の極楽浄土ともいえる高野山が、ただの幻想ではなく、しっかりと前へ進む道しるべとなり、人々を導いて下さっていることに、改めて手を合わせました。
弘法大師が今なお生き続けておられるお山。
ありがとう高野山。
