仕事は「自分を表現できる場所」　～いつも笑顔の愛されキャラ～　大工の利行さん

第4回　大工の利行さん

このシリーズは、お家づくりを一緒にしてくれている関連会社のみなさまに、

私、くるみ不動産の野口がインタビュー形式でお家のあれこれを聞いていきます！

これから、お家づくりを考えている方も、そうでない方もよろしくお願いいたします

自己紹介

🔴野口
それではまず、自己紹介からお願いします。

🔵利行さん
大工の利行(としゆき)です。
親父が大工をしていて、小さい頃から手伝ったりしていたので、その流れで大工になったような感じです。

大工さんになったいきさつ

🔴野口
いつ頃から大工になることを意識していましたか？

🔵利行さん
建築の専門学校行ったんですけど、その後に宗方の訓練学校に行けと言われて。
そこに行ってからその流れで他の会社でちょっとやってこいって言うことで。
それでそのまま流れに乗った感じです。

🔴野口
お父さんと一緒に働いたりはしたんでしょうか？

🔵利行さん
会社で勤めながら、たまに手伝う位ですね。
工務店の方に勤めていた時は、仕事が結構忙しい状態だったので、なかなか手伝う事はなかったんですけど、親父自体が体を壊しかけた時があって。
それでもう会社の方には、家の方に帰りますっていう感じで伝えました。
その時から一人親方で、30歳位の時になりますね。
それからもう一人親方で働くことになって、一緒に親父と仕事したり、親父の方も親父で仕事をしてるので、お互い手伝い合いながら、協力し合いながらお互いの仕事をやっていくような感じですね。

🔴野口
いいですね。

🔵利行さん
まぁいろいろありましたけど、仲良く。
職人同士で自分の考えがあるからぶつかり合う。
逆にやっぱ親子だからぶつかり合う。
言いたいこと言えるから。
それでまぁぶつかり合うことによって、わかってきだしてから、
お互いの仕事っていうことで、尊重し合いながら続けていたら
納得し合ってできるようになりましたね。

仕事をする上でのポリシー

🔴野口
利行さんの仕事の上でのこだわりとかポリシーがあれば教えてください。

🔵利行さん
やり方は人それぞれあると思うんですけど、仕上がり方は、頼まれて職人として家を建てたり、改装とかをしていくので、責任を持つようにしないと信頼がなくなるっていうのもあるので、一つ一つの仕事に責任を持ってやるっていうことですかね。

🔴野口
素晴らしいですね。

お施主様が現場に見学に行く時のアドバイス

🔴野口
お施主様が家を建てている最中の現場に行く時のアドバイスがあれば教えてください。

🔵利行さん
えっとね、現場自体が動いている時は、材料とか道具とかが出てる状態なんで、転んだりとかぶつかったりとかいうのがあるんで、前もって連絡してもらって、来る日がわかれば見てもらえるよう片付けもできるので。
いきなり来てじゃあ見ますってなると、見れるところも限られてくるので、なるべくなら前もって伝えてもらえると、安全にいろんなところが見れるかなと思います。
見るのが悪いとかはないので、こっちも見てもらってもいいと思うので、怪我のないようにというところですかね。
いろいろお施主様がこうしたいっていう膨らんでくるものもあると思うので、実際の現場を見ないとわからないというところはあると思います。
見てもらうことには全然こっちも悪いとは思わないので、安全に見てもらえるためにも、前もって連絡してもらえると助かるなって思います。

🔴野口
ありがとうございます。

友人や親せきが家を建てる場合に相談されたらどんなアドバイスをしますか？

🔴野口
友人や親せきが家を建てる場合に相談されたらどんなアドバイスをしますか？

🔵利行さん
自分が建てようと思う会社とかがあると思うんで、クチコミとかを見て、会社の状況は見た方がいいと思います。
僕らもいろいろ幅が広く職人仲間がいるんで、会社はどこがいいよとかいうのは言ったりします。
メリットデメリットもあるので、そういうのも伝えます。

あとは、自分のこういう家が建てたいとかそういうのがあると思うんで、その良いとこ悪いとこ、こうやって納めたほうがいいよとか、そういうアドバイスはできるかなぁと思います。

会社情報と、相手のどんな家を建てたいかとか、どうしたいとかにアドバイスできればいいなぁとは思うんですけどね。
建築会社は建築会社で、できますよっていう提案があると思うので、まぁそれは無下にする事はないと思うので。
ただなるべくなら費用をかけなくて済むところは、費用をかけなくてもこういう仕方があるよとか、やり方はいろいろあるんで、その辺のアドバイスができればいいと思います。

🔴野口
特に凝ったところとかでしょうか？

🔵利行さん
そうですね。やっぱりワンポイントつけたいなとか、いろいろあると思うので。
知ってる友達だからこそ、お互い言い合えるので。
仕事とは別にそういうアドバイスができることがあると思いますね。

🔴野口
ありがとうございます。

仕事をしていて嬉しかったこと

🔴野口
利行さんは、大工さんになってから何年くらいになりますか？

🔵利行さん
もう、22年...ですかね。

🔴野口
その22年でいちばん嬉しかったことは何ですか？

🔵利行さん
うれしかった事はやっぱり
家を建てている過程でお施主さんが来て、中を見てこうしたいとか言われる時があって、最後出来上がったときに喜んでもらったとき。
それ以上嬉しいことはないですね。
喜んでくれることをしようと思って頑張ってるので。
せっかく建てた家が気に入られなければね、仕方ないので。
喜んでもらうことですかね。
喜んでくれてるお施主さんを見たら、とことん嬉しいですね。
喜んでもらえることがやってよかったなぁと思いますね。

🔴野口
いままでお施主さんに言われて嬉しかった言葉って何ですか？

🔵利行さん
「想像通り」って言われたのがいちばんいいですね。
そう言ってくれるともうお互い一致したのかなって思うので。
そう言ってもらえると、お施主さんの思ってた通りに出来たんだなって
いうのはありますね。
やっぱもういろいろね人それぞれ考え方があるんで、いろんなやっぱデザインもあれば感性もあるんで、それが一致した時がやっぱ嬉しいですね。

🔴野口
お互いの頭の中で想像していることってわからないですもんね。

🔵利行さん
そうですね。まぁ正直ぼやけてるんですよ。
お施主さんも初めて建てる家なので。だいたい普通は一棟建てるだけですから。
だから初っ端建てて、「う～ん。。。」ってなられたら意味がないので。
それが一致してて、喜んでもらえて、「自分が想像した通り」って言われたらやっぱ嬉しいですね。

プロフェッショナル仕事の流儀風に、利行さんにとって仕事とは？

🔴野口
それでは最後の質問です。
プロフェッショナル仕事の流儀風に、利行さんにとって仕事とは？

🔵利行さん
まぁまぁいろいろ言い方はあると思うんですけど、好きでやってることなんで、もう多分それがなければ続けていけなかったと思うんですよね、この仕事自体も。
やっぱ弟子からなんで、辛い時もいろいろありましたけど、
それでも続けてこれたって事は、やっぱ好きだったから続けてこれたのかなぁと思うんですけど。
まぁそのお金に代えられないれないものを自分で積み上げてきたものみたいな感じなんで。
今まで自分の積み上げたものが結果として出てきてるってことなんで。
楽しくてしてる。好きでしている。
仕事とは自分の人生そのもの。自分の今までの大工人生をそのまま出してる。
大変やけどまぁそれが楽しくてしてることなんで。やりがいですね。やりがいがある仕事やと思います。
のめり込んでしまう仕事だと思うんですよね、しだしたら。
まぁね。まぁいいことばっかりじゃない。マイナスも辛いこととか落ち込むことだってあるんですけど、仕事とは、自分を表現できる場所。自分が大工としての人生を表現できる場所ですね。

あとがき

今回は、堺住建代表の利行さんにお話しを伺いました。
ラファイエットノワシリーズの家づくりはもちろんですが、協力業者会の会長もされています。

利行さんは、いつもみんなに「とっしー」と呼ばれていて
いつも笑顔で、いつもその場所を明るくしてくれるムードメーカーです。
利行さんがいる周りは笑い声が絶えなくて、いつも楽しい雰囲気を作ってくださってほんとうにありがたいです。
そして、気配りもすごくてとても優しい人柄で、愛されキャラの一言に尽きます。
今回、改めて大工さんとしての真剣に取り組む仕事の話を聞かせていただきました。
お客様が喜んでくれることが、ご自分の喜びであるというお話しを聞いて、利行さんらしいな！と率直に思いました。
これからも、みんなで力を合わせてお客様に喜んでいただける家づくりをよろしくお願いいたします。