側彎症のケア：　BODY STYLE 調整

本日はブエナスエルテのBODY STYLE調整について書かせて頂きます。

本日新規でご来店頂いたお客様は中度～重度の側彎症の方です。

実は私も子供の頃、側彎症と診断され、お医者様の指導を受け、自宅でいろんな運動をさせられたのを覚えています。おかげでそこから症状が悪化することもなく現在は軽度の側彎症ではありますが、通常の生活が出来ております。娘の将来を心配して頑張ってくれた母のお陰と感謝しております。

側彎症って？

脊椎（背骨）は側面に彎曲（湾曲）する病気です。下記の写真は中度ですね。彎曲が50度を超えると重度となり手術が検討されるそうです。

上記は側彎症の参考写真になりますが、写真を見て分かるように背骨が彎曲していくと心臓、肺を圧迫し機能低下して支障がでるそうです。

確かに今の仕事をする前のことですが、運動もせずデスクワークに追われ、自覚症状はなかったのですが、ひどい肩こり、頭痛があり、長い間電車で座っていると胸が圧迫されるように苦しく痛かったのを覚えています。

セラピストの仕事を始めてからは、仕事上練習やスタッフ同士のケアでマッサージを受ける機会が多くなり、いつのまにか胸の痛みはでなくなりましたね。背中の筋肉、肩の関節を緩めたからでしょう。　今思うとあのまま放置していたら恐ろしい

湾曲症はマッサージなどで治すことはできませんが、湾曲している骨の周りの筋肉のケアはできます。悪化を防ぐケアですね。

骨が彎曲しているので周りの筋肉はバランスを崩し色々な所に支障をきたします。

本日のお客様は腰痛も無く、思ったより骨盤の歪みも軽度で、こんなに背骨が歪んでいて骨盤が安定していることにビックリしましたが、臀部の筋肉が鍛えられていて「なるほど～」と心の中で関心しました。週に１回4ｋのウォーキングをしているそうです。ただ、腰椎が少しずれて脚の長さが1ｃｍほど違っていらしたので、そこは調整。　

ご自身は肩コリというよりも、首が引っ張られるように痛くて辛いとのことでしたので、見事にCの字に曲がっているお首はしっかり矯正させて頂きました。

問題は酷く背中が彎曲しているので左右の肩の高さが違います。ということは、またお首が曲がってしまうということ。本日通常のマッサージをしただけで、マッサージ前より背中の歪みが良くなっていたので、やはり筋肉を緩めることはとても大切！今後の課題としては前に入ってしまう右肩の調整、鎖骨近辺の筋肉と肩関節の調整です。これは五十肩にも同じ施術をしていきます。

あとは、お客様の自宅でのストレッチなどのケア。ブエナスエルテでは施術したら終わりではなく、なぜそうなったのか？原因をお客様の生活習慣をお伺いし、改善方法、ケアなどをして頂きながら改善していくスタイルをとっております。

とても熱心に自宅でケアして早く改善される方もいらっしゃれば、ここに来るから大丈夫だろうと、さぼってしまう方もいらっしゃいますが