こんにちは今回ブログを担当させていただく松浦です。
昼夜の寒暖差が厳しい毎日が続いていますが、体調管理をしっかりとして乗り切りたいと思っています。
今回は、『ARのこれから』というテーマで紹介させていただきます。
最近は『VR』が話題という事もあり、あまり目立たなくなっている印象の『AR』ですが(ポケモンGOなどはありましたが…)、
実は、この先も面白そうな展開が用意されているのです。
その中でも一番のキーワードになると思われるのが、『Project Tango』です
Project Tangoはグーグルが開発を進めている最先端の『AR』技術です。
Project Tango端末には、通常のカメラに加えて、RGBカメラ、深度カメラ、魚眼レンズが搭載されており、
これらの4つのカメラとスマホ搭載の様々なセンサー(主にジャイロと加速度と赤外線)と連動して、新たなAR技術を実現します。
現在発表されているものでは、「モーショントラッキング」「空間認識能力」「領域学習」などがあり、
これらをリアルタイムに処理する事でARの表現力をより拡張するのです。
今までのARとしてはポケモンGO等を思い出していただければよいと思いますが、
ARで表現された物体は画面上の決められた位置で移動して、決められた動作のみをしていました。
これが、Project Tangoでは、ユーザーの動きに応じて様々なアクションを行うことが出来るのです
しかも、それが3Dの空間的リアリティのある物体で可能なのです
すでに発表されているデモとしては、ユーザーの動きにリアルに反応する3Dペットやカメラに映し出した部屋の3Dモデルを瞬時に作り出し、そのモデルを使ったAR表現等があります。
そして、このProject Tangoが搭載された初のコンシューマー向け端末が今年の11月に発売が予定されています。
Lenovoの「Phab 2 Pro」です。
来年は、『VR』に加えて『AR』の進化にも注目ですね
余談ではありますが、VRというとVRゲームの印象が強く、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)=VRという所がありますが、
HMDを使わない表現でのVRも開発がすすめれています。
また、VRは(Virtual Reality:仮想現実)の略語、ARは(Augmented Reality:拡張現実)の略語です。
さらに、より進化して現実と見分けのつかないVRのことをAR(Artificial Reality:人工現実)と呼ぶなど紛らわしいところもあったりします。