ブログ閲覧、ありがとうございます!
今回担当させていただく、松浦です。
8月も終わりますが、まだまだ暑いですし、台風にも気を付けないといけませんね…
8月の話題といえば、
企業時価総額の世界ランキングが、
Apple、Microsoft、Alphabet、Amazon、Facebookと、
トップ5の全てがテック系になるというニュースがありました
(現在では、ExxonMobil社(エネルギー企業)が4位になりトップ6の内5つがテック系企業という状況です。)
いちICTエンジニアとしては、夢が広がりますね
今回はその企業の中からAlphabet=Googleの、
スマートフォンをはじめとするモバイル向けOS『Android』のバージョン名について紹介します
少し昔話をしますが、2007年11月のAndroid発表に、
当時Javaエンジニアだった私はとても衝撃を受けたものです。
(世界中のエンジニアがそうであったと思います。)
それまでのモバイル開発はとても閉鎖的なものであったため、
オープンソースのAndroidの登場は、まさに革命的でした
(オープンソースに加えて、エミュレータと個人でも入手可能な開発実機端末、AndroidMarket。)
そのAndroidですが、バージョン1.0は2008年9月23日にリリースされました。(発表から1年弱です。)
そして、Androidのバージョンは1.5~からコードネームとしてお菓子の名前
が付けられています。
お菓子のコードネームですが、意外と一般的には知られていないと思いますので紹介します!
先に1.0、1.1のリリースがあったため、Cから始まります。
バージョン1.5、Android CはCupcake(カップケーキ)です。
バージョン1.6、Android DはDonut(ドーナツ)です。
このバージョンで、全体的にスマートフォンのOSとして安定したと思います。
Xperia X10に搭載されたのもこのバージョンです。
バージョン2.0,2.1、Android EはEclair(エクレア)です。
このバージョンの頃から、国内メーカーのAndroid端末が増えはじめ、
スマートフォンに移行するユーザーも増えました。2010年リリースです。
私が初めてマーケットにアプリをリリースしたのもこの頃です。
バージョン2.2、Android FはFroyo(フロヨ、フローズンヨーグルト)です。
このバージョンで、全体的に動作が大分速くなったと思います。
バージョン2.3、Android GはGingerbread(ジンジャーブレッド)です。
ジンジャーブレッドは生姜を使ったケーキ系の洋菓子です。
このバージョンでは、更にシステムが安定しました。
一般普及が加速し始めた2011年リリースです。
バージョン3.0~3.2、Android HはHoneycomb(ハニカム)です。
直訳で蜂の巣ですが、シリアル食品の商品名が由来です。
このバージョンは、主にタブレット端末に特化したものです。
バージョン4.0、Android IはIceCreamSandwich(アイスクリームサンドイッチ)です。
クッキーにアイスクリームをはさんだお菓子です。おいしいですよね!
このバージョンでは、スマホ向け2.3とタブレット向け3系で分かれてしまったOSの統合が行われました。
個人的には、このバージョンで描画性能が格段にアップした印象です。
バージョン4.1~4.3、Android JはJelly Bean(ジェリービーン)です。
4.0からのマイナーバージョンアップでありながら、
近年のAndroidスマホの機能や性能の基盤が確立されたバージョンだと思います。
2012年~2013年リリースです。
バージョン4.4、Android KはKitKat(キットカット)です。
日本でもおなじみの、あのキットカットです!
2013~2014年リリースで、いまだにこのバージョンを使っているユーザーも多くいます。
バージョン5.0,5.1、Android LはLollipop(ロリポップ)です。
棒についたキャンディで、ペロペロキャンディと言った方がなじみがあると思います。
現在、もっとも多くのユーザーが使っているのがこのバージョンです。
マテリアルデザインをはじめとするUIや3D表現の強化によって、より高品質になった印象です。
バージョン6.0、Android MはMarshmallow(マシュマロ)です。
現在、普及段階にあるバージョンです。4Kディスプレイに対応していたりします。
バージョン7.0、Android NはNougat(ヌガー)です。
ナッツやドライフルーツを固めた洋菓子です。
先日、アップデート可能端末のリストが公開され、
一部の一般ユーザもアップデートをしたと思いますが、
本格的な普及や搭載端末は、まだ先のバージョンです。
2つのアプリを同時に開くことが出来るマルチウィンドウ、ブラウザ以外での画面拡大、流行のVRモード等が追加されました。
実際の開発現場ではバージョンを、
バージョンナンバー(6.0、5.1等)で言う方、
Android MやLなどアルファベット頭文字で言う方、
MarshmallowやLollipopなどコードネームで言う方、
それぞれ同じくらいの数がいますので、
Androidエンジニアとしてはバージョンとコードネームの関係は覚えておく必要があると思います。
お菓子のコードネームは楽しいですね
食べたことのないお菓子もあるので、食べてみたいと思っています
すでに実施している方もいそうですが、
コードネームのお菓子を集めて食べる会を開催するのも面白そうです