もしかしたら過去の賢人たちが残した偉大な思想でも、100%信用はできないのかもしれません。

 

 

偉人たちも「人間」ですから、1%くらいは自分の希望や願望、ちょっとした思い込みが入っている場合があるかもしれませんよね?

( ・∇・)

 

 

 

  にんげんだもの

 

 

 

藤平光一さんの「気の確立」には「クンバハカ」についての、師匠の中村天風さんとのこんな感じのやりとりが書かれています。

 

(「クンバハカ」とは、不動の心と身体をつくる目的で、天風さんが考案した呼吸法です)

 

 

 

 

 

「クンバハカのような、あんな呼吸法はダメですよ」

 

「どういう意味だ?」
 

「いや、先生、クンバハカというのは間違っていますよ。

 だって先生、クンバハカをやっていますか?」

 

「いや、やっておらん」

 

「じゃあ先生は、自分でやっていないことを人にやれと言うんですか?」

 

「うーん・・・わしはいつでもできるからいいんだ」

 

「ねえ、先生、いつでもできる状態にあるということは、つまり、いつでも完全にリラックスしている状態にあるということですね」

 

 

(そこで藤平さんは、天風さんのお弟子さんにクンバハカをさせてから、胸を押しました。すると簡単にひっくり返ったのです)

 

 

「先生、クンバハカは安定打坐、すなわち心身統一でしょう。こんなクンバハカはないでしょう」

 

「そのとおり」

 

「それでは次に私がやってみます」

 

 

(藤平さんが姿勢をとり、さきほどのお弟子さんに両肩を押させましたが、ビクともしません)

 

 

「おまえ、それは何だ」

 

「これが本当のクンバハカでしょう、先生が教えたいのはこれでしょう」

 

「そうだ」

 

「先生、これが正しいのでしたら、今のクンバハカは間違っていますよ」 

 

 

にんげんだもの♡

 

 

 

そんな話が、もう一つ。

 

 

有名な「日月神示」について。

 

(「日月神示」とは、神典研究家の岡本天明さんが神の啓示を受け、その内容を自動書紀で記したものです)

 

 

「あじまりかん」という神呪について書かれた「すべてがひっくり返る」の中に、日月神示について書かれている部分があります。  

 ↓

 

 

それによると・・

 

 

天明師は自身の師匠から、日月神示の不審な箇所について詰問されて、こう答えたそうです。

 

「すんません。わしの意思だったように思います」

 

 

また、天明師の奥様が、

 

「ひつくの神はいなかった」

 

との述懐を残していたことについても触れられています。

 

 

 

 

 

これらの話が本当かどうかを確かめることはできませんし、たとえ本当であったとしても、1%くらいのことで、99%くらいは真実の、偉大な神示であることに変わりはないと思います。

 

 

・・でも、100%真実ということは、人間であるがゆえ、不可能なのかもしれません・・

 

 

 

たとえどんなに偉い人が言ったことや、過去の偉大な文献であっても、鵜呑みにせずに、自分で考えてみることが大切なのかもね!? 

 ( ・∇・)

 

 

 自分でも考えてみるのニャ