作法 | 【 楓 】

【 楓 】

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夢を見たよ!


きらびやかな着物を着ている。


位の高い女性。


教育係か分からないが私より年上の女性が小さい女の子に作法を教えている。


スパルタ!


何度言ったらわかるの!そこはそうじゃないでしょ!もう一度っ!

そんな事を何度も繰り返している。


見かねた私が口を挟む


「私が教えるから良いです!そもそも決まり事などありません。私は教わりはしなかった。」


年上の女性は冷静になり身を引いたが、安心して寝入っている小さい女の子を見ながら「私の寝姿とよく似ている…。」 と微笑んでいる。


年上の女性は小さい女の子が憎いわけではなく可愛いからこそ厳しくしつけなければと思っていたのである。


それでも、その子にとってそのやり方は違うと思った私は、作法よりもその根本である心を育てることが大切であると思ったのである。


作法とは相手を敬う行為である。


相手を気遣う所作である。

心あれば自然にそうしてしまうものなのだ。



根本に有るものが何であるか。


表が大事か中身が大事か。

しかし、表のきらびやかな装飾はやがてはがれ落ちる。

やがて色あせる。

やがてあばかれる。


表にある汚れは、洗い流される。


輝きは、美しさは、潔さは強さは、優しさは…


中身より染み出てしまうもの。




その、染み出たものに気付く者もいればそうでない者もいる。


装飾に気を取られそればかりを見る者もいる。


それらをやっかむ者もいる。

祀りたてる者もいる。


見下す者もいる。



私はそれらの人たちに微笑みながら頭を下げるのです。


私と関わってくれてありがとう。



シラー