お疲れ様です。ドローン事業部です
ドローン事業部では出向先の業務で、ドローンの飛行経路をプログラミングしたり
実証実験において、プログラムした飛行を実施してきました。
今回は、その経験からドローンを活用事例の一つである「物流」をテーマにした内容のブログを考えてみました。
題して、豊明本社からドローン配達するなら、どこまでできるかな⁉ です
今回机上計算に用いるドローンは、Phantom4ProV2としてみます。
メーカースペックは30分弱飛行できるとのことですが、安全面を考慮すると最大飛行時間は20分程度です。
つまり片道10分程度が今回のドローンの移動限界です。Phantom4ProV2は自動航行で最大15m/sで移動可能です。
計算してみましょう。
10分となると、15m/s * 10min = 9000m → 9㎞圏内に輸送可能ということです。
豊明本社の位置情報をGoogle Earth Proを使って図にするとこんな感じ。おお広いちょっと見えにくいか?
図1.9km圏内
自動航行作成アプリに「西側に9km移動して、帰還するルート」を作成してみます。
今回はLitchiという自動航行アプリケーションを使用して検討してみました。
図2.Litchi画面
すると、27分かかることがわかりました。あれれ、なぜ?なぜ?
これは以下が要因と考えられます。
- 目的地まで道が平坦でないこと
- ドローンが地形に沿って高度設定しているため、上下していること
例えば、スタート地点の豊明本社は17mほどの標高ですが、桶狭間公園を東から西に抜けていく時が最も高く60mもありました。反対に目標地点では標高が下がっており、6mでした。
これらの調査結果から、実際には9キロ圏内より範囲の狭いエリアでの物流となるということです。
調べた結果、同じように西側に移動する場合は6.4km~7kmでした。だいたいJR南大高駅を超えたあたりまで届く範囲です。
- 赤色がスペックより計算した範囲
- 青色が自動航行作成アプリでの範囲
図4.想定範囲と可能範囲
まとめ
今回は机上検証ということで、調査してみました。
約30分くらい飛行できるドローンを飛行時間に余裕を持たせた結果、6.4km~7km範囲に飛行可能とのことでした、
余裕を持たせて飛行範囲を考えてみたつもりでも、地形の影響を受けて思ったように進んでいなかったりしています。
今回検証したような飛行経路では、様々な法規制がかかることやレベル4&カテゴリーⅢでの飛行となることから
そもそもの前提として、Phantom4Proでは実施できない!ということにも触れておきますね。できないのよね~
レベル4?カテゴリーⅢ?なによなによ?・・・・今度解説するかも。
ではでは~